壮烈第六軍!最後の戦線(1958)HUNDE, WOLLT IHR EWIG LEBEN
〈プレスより〉
★キャスト★
ビッセ中尉・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヨアヒム・ハンゼン
リンクマン少佐・・・・・・・・・・ボルフガンク・プライス
パウルス将軍・・・・・・・・・・ウイルヘルム・ボルヘルト
クノウスキー准尉・・・・・・ギュンター・フィッツマン
ベーゼ軍曹・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホルスト・フランク
クレマー上等兵・・・・・・・・・・・・ペーター・カルステン
従軍牧師・・・・・・・・・・・・・・アレキサンダー・ケルスト
シュタネスク少佐・・・・・・・・・・・・アルミン・ダーレン
カートヤ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ソーニヤ・ツィーマン
★スタッフ★
監督・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フランク・ウイスバー
脚色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フランク・デイメン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハインツ・シュレーター
撮影・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルムート・アッシュレイ
音楽・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルベルト・ウイント
装置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワルター・ハッグ
ドイツフイルム・ハンザプロ製作
トランスオーシャン提供
10巻 2664米 1時間37分
ニッポン・シネマ・コーポレーション配給
★解說★
第二次大戦中のスターリングラードを背景に、物量を誇るソ連軍の前に死力を尽して戦いながらも、万余の屍を残して全滅したドイツ軍の敗戦記をセミ・ドキュメンタリックな手法で描かれた戦争巨篇。
凍りつく大雪原に展開する、壮烈な独・ソの死斗に、戦争映画の一頂点をなすものといわれるほどの凄絶苛酷な迫真力を生みだした巨匠フランク・ウイスバー監督は、死地に追いつめられた絶望の軍隊の中で、厳しく対立する命令するものと服従するものとの矛盾を鋭く衝き、暴虐な戦争の恐怖がもたらす獣的な人間心理を通じて、徹底的な反戦映画をつくりあげた。ドイツが自国の敗戦記と真正面に取組み、冷静な立場から描いたこの作品はドイツ本国で凄まじい反響を捲き起し、そして見事一九五九年ベルリン映画祭ドイツ部門で金賞の栄冠に輝き、時に最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀技術賞を獲得した。
監督 フランク・ウイスバーは「鮫と小魚」で、戦争映画にめづらしい幅と深みをもった作品を発表して注目されたが、ドイツ映画界では古く、「制服の処女」の助監督を経て一本立となり、「黒衣の処女」で認められて以来監督作品も多い。脚色はスターリングラード大決戦には、パウルス元師麾下の第六軍に、戦史の執筆主任を命ぜられて従軍し、その苛烈さを身をもって体験したハインツ・シュレーターが担当。
出演者は、主人公ビッセ中尉にドイツのトップスター、ヨアヒム・ハンゼン、部下の信頼を裏切るリンクマン少佐に「鮫と小魚」のボルフガンク・プライス、悲運のパウルス将軍にベテラン、ウイルヘルム・ボルヘルト、その他「鮫と小魚」のホルスト・フランク、「鉄条網」のギュンター・フィッツマン等多彩な顔ぶれを見せる。