ちょっとだけ短大の頃の話
私はモンタナ大学に編入する前は、
マサチューセッツ州クインシー(ボストン
まで地下鉄ですぐ)という街にあった
Quincy Collegeという短大に在籍して
いました。日本で販売されている
留学関連の雑誌とかによく載っていた
ので知っている方もいらっしゃるかも。
クインシーはボストンにとても近くて
国際色がとても豊かで留学生や移民の方
が多いところ。学校は1クラスの人数は
割と少なめで多すぎず(多くても30人とか
少ない時は10名前後)、先生もフレンドリー
で明るく学びやすいイメージの学校でした。
このブログ記事の写真だとブルガリア、
ハイチ、トルコ、どの国か忘れてしまった
けどアフリカ、南米、そして日本とクラスの
半分が海外出身でした。
ボストンはいっぱいいい学校があるので
クインシーの先生も中にはそういう名のある
大学で教えていたり、または有名大学の
博士課程で勉強中だったりという先生も
いらっしゃったり。
また大学間で結んでいる協定で基本的な履修
科目(必須科目となっているEnglishや一般
教養科目など)ボストンやボストン近辺の
大学や短大で受けてもいいっていうのが
あったので、自分の在籍している短大以外の
学校で履修科目を受けてもいいし、自分の短
大の授業にもボストンにある色んな大学から
授業を受けに来ていたりするのも特徴でした。
あとこれは短大だからっていうのもある
けど(2年制はコミュニティカレッジと呼ばれ
ていて、コミュニティ(地域)のための学校
だから地域に開かれている)、ほんとうに
いろんな年代や立場の人が学びに来ていま
した。今まで日本にいたときとは全く異なる
考え方や環境に触れて、自分がそれまで気に
していた常識がぶっ飛んでいったのも短大に
行ったことが大きかったような気がします。
レールから外れるとかレールに乗ってた
方がいいとか年齢を気にしすぎるとか
ほんとは自分がどうしたいかが一番
大事やのに、何どうでもいいことに
目を向けてたんやろうって。
学校は地下鉄のすぐ近くにあって、
学校の周りにも小さいけど商業施設や
図書館があるから勉強もしやすかったし
バスもたくさん便数があったので通い
やすく住みやすい場所でした。
あとダンキンドーナツ発祥の地なので
街の角ごとにあるんじゃないかくらい
いたるところにダンキンドーナツが
ありました。ちょっと薄目のコーヒー
がカップなみなみに入ってて当時
1ドルちょっととお手頃価格。朝は
コーヒーを買い求める人でものすごい
長蛇の列をなしてました。そこまで
してダンキンのコーヒー欲しいですか
ってくらい。オレンジとピンクで
丸っこいロゴが可愛くて大好き。
授業が始まる前はダンキンで朝ごはんを
食べながら勉強して、終わった後も
ダンキンでコーヒーを買って、ホールに
あったテーブルで勉強したり、近くにある
公立図書館に移って更に勉強したりする
毎日でした。
短大にいた2年間はアメリカでの最初
の2年というのもあったからか、自分に
適応していく時期でもありました。
自分こと、自分のルーツ、育った場所を
掘り起こし直して捉えなおしするような
作業が自分には必要だった時期。
充実してたし楽しかったけど同時に
ものすごくしんどかったです。
(この話はまた詳しく後ほど)
でもそれがあったからその後の
大学編入後がとても充実したもの
になったし、なにより今の自分が
いまの自分になってる非常に大きな
根幹の部分なので、あの2年逃げずに
自分を受け入れる作業を続けて
よかったなと思います。
ひとまず今日はここまで。