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「6・12会談へ準備」米朝高官が調整

2018.05.30 13:10

rmt-アラド戦記-rmt-arad-rmt 米ホワイトハウスのサンダース報道官は29日、トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談について、6月12日の開催を前提に「準備を進めている」と述べた。また、国務省は訪米する金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長との会談のため、ポンペオ国務長官が30日にニューヨーク入りし、31日にワシントンに戻ると発表した。30日にも米朝高官による首脳会談に向けた最終調整が行われる見通しとなった。

 サンダース氏は、会談に向けた両国間の事前協議について「前進の兆候」と指摘したうえで、「大統領は非常に順調に進んでいると考えている」と説明した。南部テネシー州に向かう大統領専用機中で記者団に語った。一方で、トランプ氏が一度中止を通告した首脳会談の再設定のためには「非核化が会談の俎上(そじょう)に載り、主要な議題とならなければならない」とクギを刺した。

 米朝間では、板門店(パンムンジョム)で米国のソン・キム駐フィリピン大使率いる米政府代表団が、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外務次官と首脳会談に向けた議題や論点整理のための実務者協議を行っているほか、首脳会談が開催される予定のシンガポールでも儀典や警備に関する米朝間の協議が開かれている模様だ。

 一方、米国務省のナウアート報道官は29日の記者会見で、ポンペオ氏と金副委員長の会談について「会談は設定されているが、詳細については最終的な調整を行っている」と述べた。