Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ミャンマーの眼

シャン州で田舎カフェを開くまで2

2018.06.02 07:50

前回の続きです。

シャン州で田舎カフェを開くまでの話。

日本語&ミャンマー語雑誌のミンガラネットワークに以前、

掲載させていただいた記事より。



ちょっと面白かったのは店舗登録を役所に届けに行ったときのこと。「レストラン」としての登録はたくさんあっても「カフェ」として店舗登録されたのはカローの歴史上、cafe kalawが初めてなのだそうな。他はカフェと名が付いていてもレストランだったんですね。


そして7月25日。なんとかオープンにこぎつけることができました。初日はオープニングパーティーを開いて地元の友人・知人を招待し、コーヒーを振る舞いました。 地元の人たち、コーヒーの味よりもむしろコーヒーはこんな香りがするのか!と、香りの良さに驚いていました。まわりの農家さん宅では庭にコーヒーの木を植えているところが結構あるのですが、こうした香りが出ることはあまり知られてなかった模様。ブラックを頼む人は少なく、砂糖やや多めのカプチーノやカフェラテが人気でした。 ワイワイとコーヒーを楽しむ人たちの姿を見ながら、ここからミャンマーの新しいコーヒー文化を発信していきたい!なんてちょっと大きなことを考えたりしたのでした。


お味の方は…?



いいようですな!



うちのNGOが支援している学校の校長先生も来てくれました。笑顔が嬉しい!



2階からの眺めはこんな感じ。高台にあるので眺めはいいですよ!



カフェをオープンしてから7か月(当時)が経ちました。 雨季の間はお客さんはとても少なかったのですが、11月に入ってからは欧米人のお客さんがちらほら来店してくるようになりました。当初の目論見通り、トレッキングで山へ入っていく通り道ということもあって外国人、特に欧米人のお客さんが看板を見て入ってくれています。


みんな一様に言うことは「コーヒーがうまい!」。11月からトリップアドバイザーでも紹介を始めたのですが、コーヒーのおいしさをレビューに書いてくれることが多く、これは嬉しかったです。確かにコーヒーはおいしいのでしょうが、こんなミャンマーの田舎の郊外の店でいきなり本格ドリップコーヒーが楽しめることが驚きみたいです。


当初はたまたま店を見つけてくれたお客さんが多かったのですが、そのうちfacebookやトリップアドバイザーを見て来た、という人が増えてきました。知り合いの日本人も来てくれるようになりました。


イスラエルから、facebookを見て来てくれた旅行者。



カフェを経営しているというドイツ人。



著名なミャンマーのお坊さんも立ち寄ってくださりました。



以前、大学のスタディツアーに参加した子が休みを利用してお店を手伝いに来てくれました!



彼女は店に飾るためのロゴやイラストも描いてくれました。



最近はコーヒー豆に続く地元の素材を活かしたメニューとして、シャン州のシャン米を使ったパンの生産を始めました。シャン米ならではのもちもちした触感とほのかな甘みがパン生地にプラスされてなかなか美味です!


これからも外国人(私)の持つ発想で、地元の良さを活かした魅力あるカフェにもっともっとしていきたいと思っています。 カフェの様子はfacebookとInstagramで紹介しています。良かったら覗いてみてください。そして機会があれば是非、実際にcafé kalawへ遊びに来てください!


facebook: https://www.facebook.com/cafekalaw/ 

Instagram: https://www.instagram.com/cafe_kalaw/