野辺山ウルトラ温泉ツアー2018②レース前編
ガーミンのうんちゃんから、当日編をいただきました。レース前編です。昨日の楽しそうな前夜祭のあと車中泊。朝2時30分に起きて、これから71キロ走るなんて、サザエさんが聞いたらさぞかしびっくりするでしょう。だって、波平さん(54)より年上なんですもんね^^;さて、71キロの旅路前半、どんな風景が待っていたんでしょうか!
朝2時30分起床。
完全でないフルフラットシートのため腰が痛いが、よく寝れた。
車内でも外の冷気を感じる程、外気が冷たい。エンジンを掛けて車内の温度を上げながらストレッチを行う。(あとで知ったがこの日の野辺山の最低気温は1.7℃。)
【4:39八ヶ岳連峰】
さあ、いよいよ来ました。「野辺山ウルトラ温泉ツアー」の始まりです。スタートラインに並んでいつも思うことは、こうして無事にスタートラインに立てたことに感謝、感謝です。ケガをすることもなく、故障をすることもなく、スタートラインに立てたことを実感する。
時刻は4時39分、スタート20分前に集団の中に紛れ込む。
先程まで雲に隠れていた八ヶ岳連峰の頂が朝日と同時に姿を表わした。
【4:42スタートゲート】
今年の野辺山ウルトラは、兎に角、「楽しむ」。35㎞の「稲子の湯」、42㎞の「八峰の湯」に完浴しながら、野辺山の景色を写真に収めることを目標とする。もちろん、地元の方々の「おもてなし」のエイドもいっぱい頂いて制限時間内に完走することを目標とする。
しかし、自分にはそれほど余裕が無いことも事実、自分で作成したタイムスケジュールでは、50㎞の小海中学校の関門には「10分」しか余裕がない。久しぶりに関門時間と闘いながらのレースとなった。
【5:17ランナーと山脈】
4年連続、この晴天、雲ひとつない青空。野辺山の空は透きとおる様に青い。
【5:42JR鉄道最高地点1,375m】
他のランナーはみんな一生懸命走っている。こんな所で写真撮影しているランナーは数人。 しかし、私は毎年ここで記念撮影をしている。写真を撮影してくれた地元の応援のおネエさん、ありがとう!
【6:08野辺山から見える富士山】
昨日の説明会で「富士山が見えるところがある」と言っていた。4年目にして初めて野辺山からの富士山を見た。
15㎞過ぎ、後ろから私の名前を呼ぶ声がする。M-shitaさんだ。彼は第2ウェーブで私より15分遅いスタートであるが、流石、サブ3ランナー、軽い足取りで坂道を駆け上がって行った。
【7:09 野辺山ウルトラマラソン標高最高地点1,908m】
昨年はここで静岡走ろう会のT屋さんに偶然会ったことを思い出す。
それにしても、体が重い。走り出して2時間になるが、未だに楽に走れない、呼吸が苦しい。やっぱり、原因は高度1900mかと思う。昨日、M-shimaさんが、パンパンに膨れたチョコチップメロンパンの袋を嬉しそうに見せてくれたことを思い出す。野辺山ウルトラ対策に高度トレーニングを取り入れるべきだった。
足元は、まだまだ未舗装のトレランコース。最高地点を超えても、上り下りのタフなコースが続く。
【7:21 19.9㎞地点】
見てください。この青い空。雲ひとつありません。4回連続で晴天に恵まれ、「俺は晴れ男」と自慢したい。23㎞までこの非舗装のトレラン並みのコースが続く。靴底が擦り減ったアディゼロジャパンでは、石を踏んだ時はちょっと痛い。
【7:42 林道ゲート第一関門 関門時間8:40】
この23㎞の林道ゲートのエイドで非舗装が終わる。ウルトラマラソンのエイドというより、やっぱり、トレランのエイドだと思えるコースである。しかし、この変化にとんだコースが面白いと思う。
【7:56 25㎞通過】
25㎞の通過タイムは、2015年7:58、2016年8:04、2017年7:53。 そして今年のタイムスケジュールでは、8:00通過予定。なんと4分の誤差で7:56通過。
タイムスケジュール通りの走りだ。
しかし、これでは、本当に「50㎞の関門に10分しか余裕がない。」
山中の登り坂で、静岡走ろう会のT屋さんと応援団に遭遇。皆さん、静岡からの応援と聞き、「静岡走ろう会」ですと、自己紹介させていただいた。こんな山の中で知り合いに遭遇すると凄く元気がでます。ありがとうございました。
【9:00稲子の湯】
スタートしてから4時間、35㎞地点に到着。ウルトラ温泉ツアー最初の温泉に到着。
しかし、温泉の前にエネルギー補充をしたい。おしるこを食べて、おにぎりを食べて、梅干し食べて。昨日の説明会でユプシロンの方が言っていた「食べてすぐに走るとお腹が重いから、食べてからトイレに行ったり、休憩したりすると良い」と。35㎞走った後の甘いおしるこは格別です。マラソンの途中でメチャ甘いおしるこなんて、誰の発案か、お礼を言いたい。
【稲子の湯のHPより】
山の湯治場のような、「THE 温泉」という感じで物凄く趣がある温泉でした。泉質は、二酸化炭素硫黄冷鉱泉。ランナーとしてではなく、ゆっくりのんびり入りたい温泉だ。 湯船に浸かっていたら他のランナーの声で「ハッと」する。あまりの気持ち良さに寝落ちてしまった。
ウルトラの途中、温泉で寝落ちして「DNF」ではしゃれにならない。
温泉タイムの所要時間20分。後の関門を気にして少しだけ早めにリスタートする。
(ふたたび、つづく)
いやはやなんとも楽しそう!あちこちで記念写真撮ったり、温泉入ったり、レースというよりマラニックのようです。それに、どこまでも青い空と八ヶ岳連峰。タイムを競うのでなく、こういう楽しみ方もいいかもしれませんね、さすが達人!ここまでは予定どおりのようですが、このあとどんなドラマが待っているんでしょうか?明日をお楽しみに(^^)