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「勝ち負け」児童発達支援事業みのり

2018.05.31 02:19


先日、Aくんとスタッフで魚釣りをしました。 

「たくさん釣った方が勝ちね。よ~いどん!」そう提案したのはAくん。 

Aくんが勝ち、次はスタッフが勝ち、 またAくんが勝ち、スタッフが勝ち… Aくん、焦っています。

口がへの字に曲がっています。 

 「はい、ぼくの勝ち~」 魚の数はスタッフの方が多いのになぜか? 

実は魚の裏には数字が書いてあって、それを足して勝ち負けを決めていたのです。 

でも、いつのまにルール変更?? これは確認が必要です。 

「釣った魚の数じゃなくて、数字を足すルールに変わったの?」 

「うん、さっき変わったよ」 

「でも教えてくれないとわからないな。Aくんしか知らないルールだと楽しく遊べないよ」 

「どうして?先生、さっき勝ったじゃん」 

「今はルールのお話だね。みんなで遊ぶ時にはみんなが同じルールで遊ぶんだ。もしルールを変えるなら、みんなで決めなきゃいけないんだよ」 

「だってぼく、勝ちたいんだもん…」 

何とかして勝ちたかったAくんの苦肉の策がルール変更だったのでしょう。 

勝ちたいと思う事は大事。 

ですが、いつも一番というわけにはいきません。 

仲良く遊ぶために、どうするのか。 負けた後、どうするのか。 

Aくんと一緒に折り合いのつけ方を考えていきたいと思います。