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本当に必要な在留資格は?

2018.05.31 02:31

働けるのなら何でもいいので、就労系の在留資格(VISA・ビザ)が取りたいという相談を受けることがあります。最初に言っておかなければなりませんが、当事務所ではそのようなご依頼はお断りしております。


本人にとって本当に必要な在留資格(VISA・ビザ)以外で許可をとり就労するのは、外形上は適法かもしれません。しかし、本当にこれで良いのでしょうか?これまでの当事務所の経験から言わせてもらうと、このような場合、まれにというには多すぎる数の外国人が許された業種以外の仕事、すなわち本来自分が欲しかった仕事をしています。そして、このようなことになろうことが予測されているにも関わらず、安易に申請を取り次ぐ者が存在してます。


本来必要な在留資格(VISA・ビザ)以外でもいいのでと望む外国人は許されるべきではありませんが、入管業務の専門家を自任する者がそれに手を貸すようなことをするのは、もっと許されることではないと考えます。


日本でご自身の能力と可能性を試したいと真剣に考えているのなら、本当にご自身が必要とする在留資格(VISA・ビザ)を申請するべきです。そして、申請取次を生業とする者も、自分たちに与えられた使命をもっと考えなければなりません。「仕事になればOK」だとか「日本で就労することを望んでいるのだから、資格はなんでもいいはず」などという考えを持って仕事をするべきではありません。それは結果として、外国人本人の将来をつぶすことにもなりかねません。


当事務所は頭が固いと言われることもありますが、本当に申請をする方のこと思えばこそ、厳しいことを言うこともあります。そして、申請者のために力を尽くしています。