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運命を拓く

2023.04.22 06:59

Facebook長堀 優さん投稿記事

自ら無趣味と言い切り、余暇のほぼ全てが野球に注がれる大谷選手は実はインドア派で、大切な習慣の一つは読書なのだそうです。

 中村天風師の「運命を拓く」が愛読書の一つということがネットニュースで流れるや、レビューが一気に1800超え、ベストセラー一位となり、入荷が一ヶ月先になってます。

 これも大谷効果なのでしょうか、いやはやものすごい!

 ご存知の方も多いでしょうが、多くの政財界の有力者が信奉した中村天風師は、かつて粟粒結核で生死の境を彷徨うなか、人生の師を求め、米国、欧州を渡り歩きました。

 結局、欧米で望む師と出会えなかった天風師は、死を覚悟した帰国の途上、足止めをくらったエジプトで、ヨガの聖者カリアッパ師と運命的な出会いを果たします。

 そして、カリアッパ師にヨガの聖地ヒマラヤの高峰に招かれた天風師は、厳しい心的鍛錬を続けるうちに、ついに宇宙の様相を悟るに至り、病も完治してしまうのです。

 国内の移動も難しいような体力なのに、欧米、エジプト、インドと困難な旅を続けられたこと自体奇跡です。

 まさに天に導かれたかのようなストーリーで哲人・天風が誕生したわけです。

 ヒマラヤの高地で紡ぎ出された天風哲学の極意とは、「人間の心で行う思考は、人生の一切を創る。人間の可能性は無限大だ」「心が積極か、消極かという態度に応じて、"宇宙霊"はそれに順応して働き出し、その人生を良くも悪くもするのである」 「人間の生命に与えられた活きる力というものは、肉体に在るのではなく、霊魂という気の中にある」  

 語る相手を選ばないと、なんだ、またスピの話か、と呆れられてしまいそうですが、このような天風哲学を大谷選手が読んでいるのなら、こんなに嬉しいことはありません❣️

 ちなみに、天風哲学のキーワード「積極的」とは、正しい心、勇気ある心、明るい心、朗らかな心、無念無想の心で病も運命も気にしない、 そして、苦しみや悲しみを避けず、挑戦して乗り越え、自分の力でこれを打ち砕いていくような気構えです。

 その上で、天風師は、「この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。 この世は、本質的に楽しい、嬉しい、そして調和した美しい世界なのである!」 と説くのです。

 さて、この天風哲学を、大谷選手はどのように受け止めているのでしょうか。

 「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」を参考にして、大谷選手の生き方を考えてみましょう。

 常識を超える活躍を続ける大谷選手がいかにして作られたのか、この本は、綿密な取材をもとに、わかりやすくまとめてくれています。

 大谷翔平選手が、高一の時に八十一マスの「目標設定シート」によるセルフコントロール術を実践していたことはよく知られています。

 「八球団の競合指名によるドラフト一位」を目標に掲げ、それに必要な要素「コントロール」「スピード」「変化球」「人間性」など八つを打ち出し、さらに、その八つを叶えるための細かな要素を八つ挙げ、ひとつひとつ実現していく形式です。

 このシートが、若くしてすでに円熟しつつある大谷選手の人間性を築く上で大きく影響したであろうことは言うまでもありません。

 すでに大谷選手は、驚くほどの客観性を有しているのです。

 周りが思うより醒めている自分を感じつつ、自分の内面を見つめて掘り下げる、、

 根拠のない「出来る」自信ではなく、「出来るようにする」こと、、

 そして、できない理由より、できる要素を探すこと、出来ると決めるのは自分、周りの人は出来たと判断するだけ、、

 自分の身の回りに起きることの大半は自分の中に原因があるのだ、、

 向上心を高めるには、己との対話を深めることが大切だ、、

 さらに筆者の分析が続きます。

 ・・・向上心と欲は似て非なるもの、向上心は上へ上へと自らを高めるものであり、欲は下へ下へと深くなる、野球に対しては意欲を燃やすが、大谷選手の金銭面の欲となれば淡白なもの、欲深さなど皆無の大谷選手は、上へ上へと伸びていく、

 困難を極める投打二刀流、その大きなメリットは、投手・大谷の"やられた''は、打者・大谷が"やりました"で裏返せること、じつは、二刀流を通じ、自分自身を反面教師にすればするほど、進化のスピードは速まるのだ、その速度は他の追随を許さない、迷わずに自ら選んだ"投打両道"への挑戦が、それぞれに相乗効果を生んでいることは間違いない、

 尊大になることなく、先輩のなかで萎縮することもなく、身についた謙虚さゆえ愛される、大谷選手の素顔は、純粋な野球少年そのものだ、

・・・

 いかがでしょう、大谷選手の生き方は、「心が行う思考が人生の一切を創る、人生の可能性は無限大!」と説く天風哲学に通じるところが少なくないように私には思えます。

 「蒔いた種の通り花が咲く🌸」

 私も、天風哲学を胸に、日本人として、日々努めていきたいと思います。

 どちらの本もAmazonで爆売れしてます。大谷さんブームに乗ってぜひ❣️

追記)

さらに「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」より

 大谷選手は、「他人がポイっと捨てた運を拾っているんです。」

 との言葉とともに、球場に落ちているゴミを拾ったり、塁上で交錯した相手選手の足についた泥を払う姿が報道される、CoCo壱番屋の宗次社長をはじめ、掃除を大切にする一流の経営者たちがよく知られるが、技だけでは一流になれない、ゴミひとつにも人生観が反映されるのだ、、

 大谷選手の凄みがこの本であらためてわかりました。

 こちらが若い大谷選手からいろいろ教えてもらえました。ほんとに素晴らしい


https://president.jp/articles/-/1642?page=1【『中村天風から教わったやさしい瞑想法』沢井淳弘】より

仕事で窮地に立たされたとき、思わぬ解決策を導き出して、大きな成果をもたらす人たちがいる。彼らは、なにかをひらめいた瞬間、「無意識のうちに瞑想状態に入っている」のだと沢井氏は説明する。

さわい・あつひろ●1939年、大阪生まれ。京都大学英文科卒。京都産業大学名誉教授。18歳のとき、中村天風からヨーガ式の瞑想を学び、51歳で開眼。編著書に『心を空にする~中村天風「心身統一法」の真髄』、訳書に『レトキ詩集』などがある。

瞑想とは、「なにも考えず、なにも思わない」状態のこと。意識して瞑想状態に入ることができれば、苦しみや悩みを乗り越える潜在的な力が生まれ、プラス思考になったり、よいアイデアが浮かぶといった、さまざまな効果があるという。

「大きな仕事を任されたとき、余計な雑念を取り払って、心を澄まして仕事に取りかかれる人は優秀な人です。でも集中する方法さえつかめれば、集中から解放された瞬間に、誰でも自然に瞑想状態に入れるのです。最初は心を静かにしてリラックスする、それだけでいいんですよ。毎日20~30分、意識して続けていると、だんだん心が洗われるのがわかってきます。取りかかる時間の長さではなく、静けさの深さが大事なんです」

瞑想に入るのは、方法さえ妥当であれば、決して難しいことではない。本書は瞑想の達人だった中村天風の教えをもとに、一番効果的な方法を誰にでもわかりやすく解説してくれる。いわば人生を「成功」に導くための実用書であり、瞑想はその方法論にすぎない。

「中村天風先生のまわりには事業で成功するためのヒントを得ようと、偉大な政治家や実業家が大勢集まっていました。先生は『お寺で座禅を組んでいるような人生は幸せではない。自分の仕事に生き甲斐を感じ、クリエーティブに生きるのが人として一番の幸せ』だとおっしゃっていました」

仕事を全力で行い、程よく心も休める。そのバランスをうまく保つことで、人生はより豊かになる。「今の世の中、みんな大なり小なり何かしら問題を抱えているんですよね。現代人は複雑な思考をしているから、心がなかなかリラックスできないんです。考えないほうがうまくいくことのほうが多いですよ」と、沢井氏は今の時代だからこそ、瞑想をより強く推薦する。

世の中には瞑想への誤解や偏見があふれているが、自身もはじめは疑いの気持ちが強かったという。それでも続けることでコツをつかみ、充実した生活が送れるようになった。「以前は朝起きたときから今日すべきことで頭がいっぱいになったものです。瞑想をやりはじめてからは、朝起きて何も考えていない自分を発見するんです。その気持ちよさを多くの人に実感してもらいたいです」。


https://naminoritenpu.com/%E3%80%8C%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%81%AE%E7%9E%91%E6%83%B3%E6%B3%95%E3%80%8D%E3%80%8C%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%A4%A9%E9%A2%A8%E3%81%8B%E3%82%89%E6%95%99%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97/ 【最高の瞑想法「中村天風から教わったやさしい瞑想法」「天風塾」塾長沢井淳弘(著)】より

「気の確立」

天風哲学を綴った「盛大な人生」「成功の実現」の二冊との出会いに始まり、中村天風(著)の「真人生の探求」「研心抄」「錬身抄」の天風哲学真髄の三部作に至り、その他数多の天風哲学関連本を経て、ここに天風哲学(心身統一法)の中でも最も核心であり、大切なノウハウといわれる「天風式瞑想法(安定打座)を、天風最後の直弟子沢井淳弘先生が、天風直伝の言葉も交えながら、哲学的、科学的、宗教的観点からのご自分の独自に瞑想を研究された末にたどり着いた考えも含めたかたちで、非常にわかりやすい内容として説明された、「瞑想法」の決定版ともいえる素晴らしい書です。

序章 瞑想の境地に始まり、瞑想とはなにか、瞑想の目的と効用を、瞑想はストレスから人の健康を守る、人をプラス思考に導く、潜在意識の中の生命力を引き出す等、瞑想に関する広範囲な医学的研究レポート等による裏づけで説明され、そして、具体的な瞑想の方法を、著者が一般に流布している様々な瞑想法を体験したり、実験したりした方法の詳細な説明と評価をしたうえで、そういったあらゆる瞑想法とは違う、天風直伝の「正しい瞑想法」をわかりやすく、具体的に、取り組みやすい形で紹介されていきます。

まずは、多くの人のあいだにある瞑想というものについての誤った先入観や誤解について説明されます。一つは、瞑想は、長い時間座り続け、その苦痛に耐える修行なのだという誤解、この著書に書かれている、著者が中村天風から学んだ瞑想法はそのようなものではなく、短時間で充分であり、苦行や難行を必要としないものです。著者が天風から学んだのは、「ヨーガ式座禅」で、天風から最初に教えられたことは、効果的な座禅は時間の長さではなく、深い静寂の気持ちを把握することだとということでした。

この著書に書かれている「天風式やさしい瞑想法」は、天風哲学の核心であります。中村天風が、1919(大正8)年悩み苦しむ多くの人々を救いたいとの思いから、一切の社会的地位を手放すとともに会社や財産を処分して、ヨーガ(Yoga)をもとに確立した「心身統一法」天風式瞑想法をはじめとする独自の健康法や人生哲学を伝えるようになり、その天風の教えを受けた人たちは、東郷平八郎元帥をはじめ、皇族の方々、政治家・後藤新平、大横綱・双葉山、経営の神様・松下幸之助、野球の長嶋茂雄など数多おり、なかでも作家の宇野千代や経営者・稲盛和夫は、「天風式瞑想法」の熱心な信奉者として知られています。

要点まとめ

①天風は、すべての人には、与えられたなすべき仕事があり、それを貫徹することが幸福への道であるとして、それを全うするために、短い時間で瞑想に達する方法をあみだしたのでした。

②私の提案する中村天風に学んだ瞑想は、短時間で充分で、苦行や難行を必要としないものです。また、瞑想といえば、手を組んだり、足を組んだりして、痺れがきても厳しい姿勢をとりつづけなければならないと考えがちですが、

これも誤りです。初心者はむしろ、姿勢について考えないで、好きな姿勢をとるのが一番です。