ミルトン・グレイザー
2018.05.31 11:28
私は1964年の東京オリンピックのデザインについて調べていた時に、亀倉雄策さんがデザインしたポスターが過去のオリンピックのデザインの中で、ダントツで高いと評価をしたデザイナーがいるということを知った。それがミルトン・グレイザーである。
彼が手がけたデザインの中で最も有名なものが「I Love New York」 という1970年代から1980年代にかけてアメリカ合衆国のニューヨーク州が行った観光キャンペーンのロゴマークである。
彼がこのデザインを考え出したのはタクシーの中であると言われている。
彼はデザインとは「現在の状態から、より良い状態に変化するプロセス」でありアートとは全く関係ないと言っている。デザイナーが担うのは「見た目」や「スタイル」と言った分野に留まるということだ。私も最近文字のレイアウトなどを学んでいく上で「字間」や「行間」など見た目で調整していく作業をしているので、とても彼の言葉には共感を得る面が多い。そして彼の他の作品を見ていく中で配色など勉強になる点がとても多いことに気づいた。なのでこれから彼の作品や考えを参考に自分なりのデザインをしていきたい。