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野間 俊博-Toshihiro Noma -

鉛筆の話

2018.06.01 04:35

たまには専門的な話。

今日は荒ぶってないのでご安心を。


私は鉛筆で制作することが多く、一番好きな材料でもあります。


よく鉛筆の表記で“HB”とか“2B”とか書いてあるのはご存知かと思います。

これは鉛筆の芯の硬度表記です。

鉛筆の芯は、黒鉛と粘土を練り合わせて出来ていて、黒鉛の割合が高いものがB表記で柔らかく、粘土の割合が高いものがH表記で硬くなります。


実生活の中で使用するものは、2B、B、HBあたりで事足りますが、画材店に行けば8B〜8Hくらいまでの硬度表記の鉛筆があり、見たことが無い方がほとんどだと思います。

Hは“Hard"、Bは“Black”、HとHBの間にあるFという硬度表記は"Fine"と、それぞれ意味があります。


で。

鉛筆で絵を描く時、よく筆圧を変えて描く方がいらっしゃるかと思いますが、これ間違いです。

まず、筆圧を加えると紙に凹凸が出来てしまい、光が画面に当たった時、その凹凸のせいで無駄な反射が生まれてしまいます。

よく筆圧を強くした部分がテカって見えるのはその為です。


8B〜8H等の表記は絵の具で言うところの“色”だと思って下さい。

B表記が高くなれば色が暗くなる、H表記が高くなれば色が明るくなる、と言う風に。


なので、私なんかは鉛筆で制作する際、筆圧はどの硬度表記でも一定です。

やさしく、やさしく。

その鉛筆の硬度の持ち味を活かして色を薄く重ねていってあげるような感覚で。


人によっては仕上がった時の作品の色が茶色っぽくなる人もいれば、青っぽくなる人もいます。

これは画面の擦り方、鉛筆の重ね方、紙の質などが理由です。

私はどちらかと言えば青っぽくなる方ですね。


意外と鉛筆も奥が深いもんですよ。


ま、実生活の中では全く役に立たない話ですけどね。

以上、うんちくでした。