180528 2019年三陸ジオパーク再認定審査へ向け岩手県が始動
2018.06.01 07:53
昨年12月22日 日本ジオパーク委員会での再認定審議の結果「佐渡」および「三陸」が2年間の条件付き「日本ジオパーク」再認定、「茨城県北」が認定取消しの結果となったことは既にお伝えしていました。
この結果を受けて、正式の審査結果が「三陸ジオパーク推進協議会」へ報告され、2年後の2019年再々認定審査に向けた改善計画と具体的なアクションプランが三陸ジオパーク推進協議会より日本ジオパーク委員会に提出されたところです。
アクションプランでは、年度ごとに具体的な改善の実施や行動プランが示されたわけです。この改善計画が首尾よく実施され、成果が示されているかどうか2年後の再々審査でチェックされることとなります。
5月29日の岩手日報さん、デーリー東北さんが、岩手県の「三陸ジオパーク推進本部」始動について記事掲載しています。
具体的な改善計画について、これを実行してゆくためには三陸ジオパーク内の地域間連携、地域内連携がより一層求められます。
また県市町村が各地域ブロック内にジオパークをどう根付かせてゆくのか具体的な行動が求められるところです。
報道にもあるようにジオパークの「地域推進協議会」の設置が進められることで、各エリア内のジオパーク普及推進が加速される拠りどころができるわけでして、現状「地域協議会」設置済は宮古市・山田町・岩泉町・気仙沼市の4市町のみで、民間の北三陸ジオパーク推進連絡会(久慈広域4市町村)を加えてやっと8地域という現状です。
やはり主要地域で地域協議会が官民産学の連携軸となり、各地域にジオパークを普及浸透させてゆくことが期待されます。