4月23日 主日礼拝
4月23日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
マタイによる福音書22章1~14節
イエスの譬え話は私たちの物語。
王様は息子の婚礼の支度が整ったので使いを出す。
祝いの時、喜びの時。
招かれたものたちは今日は忙しいと誘いを断る。
王様は神様。
招かれたものたちは私たち。
私たちはいつ神様の誘いを断ったのか。
招待を断ったものたちの理由は、はっきりしている。
畑がある。
仕事がある。
仕事。
なぜ仕事が大事なのか。
婚礼よりも大切なのか。
婚礼はひと時のもの。
仕事はこれからも続く。
なぜ続くのか。
仕事とは何か。
どうして仕事をしなければならないのか。
生きるため。
生きることが続く限り仕事をしなくてはならない。
仕事をしなければ生きていけない。
お金がなければ幸せになれない。
ここにある世界観は何か。
世界は何かにすがらなければ生きていけない。
すがるものがないと、どうなるのか。
真っ暗な世界に飲み込まれ命を、未来を、全てを失ってしまう。
世界の根底には闇がある。
世界は暗く、恐ろしいところ。
だから働く。
仕事なんかいい。
今日は婚礼に来なさい。
王様の世界観。
世界は大丈夫。
世界は明るい。
楽しく、面白い。
聖書は神が造った世界をどのように描いているか。
極めていい。
美しい。
良いところだ、と言っている。
聖書の世界観
世界はいいところ。
楽しいところ。
それを人は自分の知見を信じ、人の言葉を信じ、
人を基準にして世界は暗いと思い始める。
婚礼の席で礼服を着ていないものがいる。
王様はそのものを追い出す。
結婚式に礼服を着るのは当たり前のこと。
自然のこと。
礼服とは何か。
私の塩味、私の光。
私の使命、賜物。
それをちゃんと携えているか。
神様からいただいた最も自然なもの。
自分だけが当たり前に持っているもの。
それをちゃんと持っているか。
自然でいられているか。
婚礼においで。
楽しいところだから。
婚礼に出かけていく。
楽しいところだから。
礼服を着ていく。
めいっぱい楽しめるようにしていく。
楽しいところへ進んでいく。
自然なこと。
当たり前のこと。
世界の自然な、当たり前の姿。
それに気がつく。
私の自然な、当たり前の姿になっていく。
世界は良い。
私は良い。
当たり前のこと。