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ニューヨークとハワイで、新拠点立ち上げを経験。海外で働くことで、誇れるキャリアとブレない自分軸を、多くの人に得てほしい〜ポジティブ心理学実践家 大川千秋さん〜

2018.06.26 02:42


さまざまな文化や価値観が集まるアメリカに渡って、成長したい。でも、やりたいことが決まっていないうちに、海外へ行ってしまっていいのだろうか。そう悩む人も多いのではないでしょうか。


ポジティブ心理学をベースに個や組織開発に従事している大川千秋さんは、20代のころにニューヨークとハワイで現地の日系留学コンサルティング会社の立ち上げを経験され、3000人以上のカウンセリング経験を持ちます。


スピーディーにビジネスが展開されていくニューヨーク。おだやかな時間が流れるハワイ。

両方での経験によって自分の価値観を定めることができ、大きく成長したという千秋さんに、海外だからこそ身につけられる、自分らしい人生の歩み方についてPRライター山崎春奈がお伺いしました。



ニューヨークは年齢も経験も関係ない。自分の価値は自分で決められる

───もともとNYにいくきっかけは何だったのでしょうか?

大川千秋(以下、大川):日本の大学で学んでいた心理学を、人びとがよりよい人生を送るために、ビジネスの領域で活かしたかったんです。


どんな形だと実現できるのだろうかと模索していたときに、たまたま本屋で見た雑誌で、現地の留学カウンセラーのインタビュー記事を読み、「これだ!」とビビッときたんですよ。

そこで、「まずは海外に渡ろう。しかも学生としてではなく仕事で」と思って知り合いのつながりで紹介していただいた日系企業でLAに駐在することになりました。


そんななか、またもや目についた雑誌で、とあるLA現地の日系留学コンサルティング会社を見つけて、すぐにレジュメ持って「働きたい」と、押しかけました。

アメリカ人の若手社長が経営するベンチャー企業でしたが、そこで働かせていただけることになり、1年後には、NY支店の立ち上げを任されることになったんです。「千秋ならできる、行ってきて!」と(笑)


最初からNYにこだわりがあるわけではなかったのですが、「海外でチャンレンジしてみたい、等身大の自分を活かしながら「心理学×ビジネス」で社会貢献するんだ」っていう想いだけで渡米して、がむしゃらに働いていたら、NYにつながったんですよね。



───25歳で、はじめての土地NYの新支店立ち上げって、とても大変だったのではないでしょうか?

大川:そうですね、本当に0から1を創ることでしたからね。空っぽのオフィスが与えられ、家具を揃えるところから始まりました。

まずは語学学校や大学を回り、ホームステイ先を開拓して、ビジネスモデルを説明して……。集客・成約・リピートという基本モデルを繰り返しながら、サービスを1つひとつ増やしていきました。


NYにくる留学生や駐在員が困ったり、話を聞いてほしいときに「気軽に遊びにこれる寺子屋のような存在」をつくろうと、動きまわっていました。世界で夢を叶える気力あふれる人たちと過ごす時間は、とても刺激的でした。

はじめてNYへきた留学生は、学校や住む場所のことで、悩みがいっぱい出てくるんですよ。「思っていたのと違った」「英語や文化の壁があって目標が達成できない」って感じる人も多かったり。


わたし自身、海外生活1年めにして現地での留学アドバイスをすることに不安もありましたが、当時の社長からは、「年齢や海外経験は関係ない、自分にしかできないことを考えろ。自分の価値は自分で創れ」と言われていました。


日本には「この年齢だとここまでしかやってはいけない」っていう、縛りがある気がしますが、NYには一切ありません。

だから、年齢や経験に関係なく、挑戦したいことがあるという人にとって、NYはとてもチャンスがある街だと思います。

自分がやりたいこと、得意なことを、とことん伸ばしていいっていう文化がありますから。



スピーディーなNYから、おだやかなハワイへ。人生と向き合う時間も大切

───NYでかなり濃い経験をされたんですね。その後、今度はハワイへ行かれたとのことですが、どんな経緯で行かれたのでしょう?

大川:NY支店の立ち上げが軌道にのったあと、別の会社で同じようなビジネスモデルを持つ企業のハワイ拠点立ち上げに携わりました。

ビジネススキームとしては、NYでの経験をそのままハワイで活かせましたね。ただ、NYを目指す人、ハワイを目指す人は、それぞれ人生の中で求めているものが違うということを感じて、新鮮でした。


実は、転職前のNYでは、少し心が荒れていたんです。NYの人は、いい意味でも悪い意味でも、みんな自己主張が強く実力もあるので、ビジネスやプライベートでぶつかることが重なって。

だから、意図していたわけではなかったものの、このタイミングで自然や心の豊かさを大切にする人が多いハワイに行けたのは、とてもよかったですね。



───NYとは違った雰囲気のハワイで仕事をするなかで、戸惑うことはなかったのでしょうか?

大川:NYはとにかくスピード感が早いんです。もし、わたしが日本の大企業に勤めていたとして経験できたことの100倍ぐらいをNYで一気に経験できたと感じています。

それに、NYに集まる人はエネルギッシュで、刺激になることが多いです。だから、NYで仕事ができて本当によかった。


でも、相手の幸せや仕事のことばかりを考えて、自分のライフスタイルや長い目でみたキャリアパスについて、じっくり考える時間がなかったんですよね。

ハワイでは、プールサイドで瞑想したり、早朝に川沿いをジョギングしたり、仕事を早く終わらせてテラスで飲みながらゆったりするような生活が当たり前になりました。


「Quality of Life」、つまり人生の質を高めていくことや自分自身を思いやること。NYでの生活には足りなかったことを、ハワイで気づくことができました。

自分や人を大事にすることで、仕事も含めた人生そのものの質があがっていくというのを体感しましたね。



海外へ飛びだして、ブレない自分軸を見つけてほしい

───ぜんぜん違う文化のNYとハワイを経験されたからこそ感じる、それぞれの違いや魅力とは何でしょうか?

大川:どちらにも魅力があって、わたしはどちらも経験したからこそ自分のバランスがよくなったと思っています。


海外は日本での常識がいい意味で覆される場所ですね。

特にNYは、右にウインカー出して左に曲がるなんていうようなことを、毎日1つは目のあたりにする。だから、NYのような街に3日もいれば、自分の既成概念がぜんぶなくなりますよ。自分で自分にフタをしていたことに、気づかされます。


それにNYはいろんな国の人がいて、それこそ多様性があたりまえ。いろんな価値観を取り入れ、お互いを尊重しています。NYにいる人たちのエネルギーは高いので、一気に成長したい人にとっては、とてもおすすめですね。


一方ハワイは、いかにストレスフリーに暮らすかということを、みんな大事にしているように思います。自然に感謝し、それぞれ自分の生活を楽しむ。

仕事や時間に追われてイライラしてしまう自分を、ハワイの穏やかでゆったりとした空気が落ち着かせてくれました。



───最後に、海外へ飛びだしたいけど、1歩踏み出せない。何をしたらいいのかわからないという読者へアドバイスをお願いします。

大川:わたし自身、海外へ飛びだしていろんな経験をしていくなかで、自分の強みを活かしながら、常識にとらわれない自分らしい生き方を見つけることができました。それが1番の財産です。


だから「何をやったらいいかわからない」と思っている読者のみなさんは、自分の可能性を自分で制限せず、まずはとにかく海外に行ってみるのも1つの選択肢。


とくにNYのように「自分の価値観」を問われる場所に行くと、「自分は何をしているとワクワクするのか」「得意なことをビジネスとして形にしていくには、どうしたらいいのか」などを、常に考えるようになります。そのおかげで、きっと自分が生きたい生き方を知ることができると思います。


そうして、自分の軸がブレなくなれば、あとは、ハワイでも日本でも、どんな場所にいっても、生きやすくなると思いますよ。だから、どこへいくか迷っているなら、まずNYに行ってみるというのはおすすめですね。

きっと、ものすごいスピードで成長していくことができると思いますよ!



インタビューを終えて

みなさん、はじめまして。今回担当させていただいたPRライターの山崎春奈です。

とにかく海外で仕事をしようというスタートから、目の前の仕事に全力で向き合い、自分を成長させていった千秋さん。


自分がやりたいことが定まっていないから海外はまだ、ではなく、自分は何がやりたいのかを、気づかせてくれたのがNY。そして、仕事以外も含めた自分のライフスタイルを見つめ直すことができたハワイ。


どの場所でも、自分と向き合うきっかけになるのが海外での経験。自分で自分の可能性を決めつけず、どんどん海外へ飛びだそう。千秋さんのお話を伺って、とっても勇気づけられました。

みなさんも、海外で経験を積むことで、自分の可能性をどんどん広げていってくださいね!


(取材・執筆:PRライター 山崎春奈 / 編集:PRライター 井澤久美子)


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