Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

昭和男子

ラストシーン 唄 西城秀樹

2018.06.01 22:56

ご訪問いただき、ありがとうございます。


西城秀樹さんの突然の訃報、ご冥福をお祈り申し上げつつ、

僕の小学生時代の初恋とまではいかない?

ほろ苦い思い出のお話です。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以前にも書いたが、僕の実家がある町は、

僕が子供のころは、田んぼばかりの

片田舎だった。


そんな僕が住んでいる田舎町に

小学2年のころ新幹線車両基地ができた。

それに伴って従業員たちの巨大な団地ができ、

たくさんの人が転入してきた。


そのため、新しく小学校ができ、

今まで歩いて30分ほどかかっていた学校から

徒歩5分のところに移ることができた。


親が話していることを小耳にはさんだところ、

団地の子たちは、もとあった小学校の方が近かったのだが、

木造の古い学校だったため、新しい学校にと希望が出て

わがままが通るような形で、僕たちの小学校に

転入することになったらしい。


それはさておき、クラスの半分以上が新しい顔になり、

2年生の途中から新学校生活が始まった。

ピカピカの学校と新しい友達で毎日わくわくしていた。


そんな学校生活も年度がかわり、僕たちは3年生になった。

団地からの転校生も増え、今まで1クラスだったのが

3年から2クラスになった。

その中にRちゃんという女の子がいた。


目がくりっとしていて、色白で

大人になったら美人になるだろうなと

思われる子だったが、ちょっと不思議ちゃんが

入っていて、思った事を、しかも的外れた事を

平気で口にするような子だった。

赤いジャンパーとうっすら鼻水が出ている

記憶が残っている。


その子があるときから、僕のことを好きだと

公言するようになった。

すれ違いざまに肩を触れようとしたり、

みんなの前で「○○(僕の名前)さま~キスして~」と

言ってみたりで、周りの男子は当然僕を冷やかしまくった。


僕は、その度に迷惑そうな素振りを見せていたが、

内心は、悪い気はしていなかった。

そしてそのうち、僕も彼女の姿を追ったりと

意識するようになってきてしまった。

もちろん、周りに対する態度は変えなかったが。


当たり前だが何の進展もないまま

時間はすぎていき、3年生も終わりを

迎えようととしていたある日、

担任の先生が、学活時に数名の生徒の名前を呼んで

前へ出させたのだ。

今度転校することになった生徒で、その子らに

1人ずつみんなにお別れの挨拶をするようにということだった。


その中に彼女がいた・・・


あまりに突然のことで、ショックで

彼女が何を話したのかもわからなかった。


それから間もなくのことと記憶しているが、

担任が1日不在にすることがあり、その日は自習と

レクレーションをすることになった。


レクレーションで何をするかという話になった時に

女子から陣取り合戦をしようという提案があった。

詳しいルールーは覚えていないが、

女子が勝てば僕を引き渡せという事だった。

転校する彼女を応援するつもりだったのだろう。


男子達は、「○○君を守れ!」というこを

合言葉になって、応じることに。


僕は、男子陣に勝ってくれるようにお願いしつつも、

女子の勝利を期待もした。

女子が勝利した後のことは具体的に考えていなかったが、

そうなることで、彼女の思いを叶えてあげたい・・

いや、2人の思いを叶えたいと思っていたのだろう。


そんな淡い期待もむなしく、男子の圧勝で終わった。


その後、彼女からのアピールはおとなしくなって

時々寂しそうな表情を浮かべていた。


そしてついに3学期の終業式を迎えた。

当日のことは全く覚えていないが、

春休みになり、彼女がいなくなったことを

実感して、寂しくもあり、もどかしくもあり

いたたまれない気持ちになって家の周りを

全速力で何度も走ったものだ。



当時、親からレコードを買ってやるという

申し出があって、特に好きな歌手もおらず、

叔母が大好きだった西城秀樹のレコードを

買ってもらったのだが、その曲が、

春休み中頭の中でぐるぐるとまわっていた。



ラストシーン


何年でも待つよと言ったら

あなたはさびしく微笑みながら

そんなことをしたら不幸になるわ

忘れた方がいいという

ありがとう  幸せだったわ

一緒に歩けなくてごめんなさい

あたたかい春の陽ざしの中で

熱があるように  ぼくはふるえてた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・