「宇田川源流」 「表現の自由がない」中国が「外国人」まで拘束を始めた理由
「宇田川源流」 「表現の自由がない」中国が「外国人」まで拘束を始めた理由
中国共産党が、日本に留学中の香港人を拘束しまた、台湾の出版社の社長を拘束した。
いずれも「国家分裂を扇動する」ということで情報を流したことであるという。基本的には「国家分裂や政権転覆を行う」ということに関しては、かなり神経質になっている。そのその神経質になるという事が、現在の中国共産党の姿勢が見えている。
さて、ではなぜ今そのようなことをしなければならないのであろうか。
基本的には、中国はこれから台湾の侵略(そうとは限らないが)大きな戦争など国家を統一しなければならない状況を作り出しているということになる。何か大きな行動を起こすときに、国内が分裂していてはうまくゆかない。元々ゼロコロナ政策やその前の少数民族の問題などを行い、そのことから、中国が国内から分裂する。
中国のような大きな国の場合、外からの刺激や攻撃で大きく崩れることはない。外からの攻撃においては、なかなか崩れることはない。これは、歴史上の攻城戦はすべて同じ構図になっているのだ。しかし、例えば難攻不落を誇った小田原城も、内部の裏切りで最終的に崩壊し、また大坂の陣も冬の陣で和解をして堀を埋められたことで豊臣家は滅びてしまう。いずれも日本史であるが世界各国の難攻不落の国は、全て同じような所でおかしくなってゆくのである。
歴史が教えてくれるということは、当然に、中国共産党も知っているということになる。まさに、歴史は平等に人類の知識の中にあるのだ。当然にその内容が見えているということになるのではないか。そしてそれに備えるために「自分たちの動きに反対する動きや情報をすべて排除する」ということになるのである。
もっと言えば、この動きそのものが「戦争の準備段階」であるということになるのではないか。要するに、国を統一し、情報を一つにするということは、まさに戦争の準備、日本の戦前で言うところの「大政翼賛会」を作ったのと同じということになる。
台湾の出版社編集長、中国で不明 当局が拘束か
台湾の出版社「八旗文化」の編集長を務める富察(本名李延賀)氏が3月、病気の母を見舞うため中国を訪れたところ消息を絶った。
台湾の対中政策を主管する大陸委員会の関係者が明らかにした。上海市で国家安全当局に拘束されたとみられる。
富察氏は中国の遼寧省出身で、台湾に移住後、2009年に同社を設立し、歴史や国際関係などに関する書籍を多数出版。今年2月には新疆ウイグル族を題材とした熊倉潤・法政大学准教授の著書の中国語版を出版した。(台北 矢板明夫)
2023年4月22日 19時26分 産経新聞
日本留学中の香港女子学生を逮捕 香港警察、ネット上の投稿を問題視
日本に留学中の香港人の女子学生(20代)が3月上旬、身分証更新のために帰郷した際、香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕されていたことがわかった。
学生側から相談を受けた台湾や日本の関係者が明らかにした。香港警察は学生に、同法が禁じる「国家の分裂を扇動」する行為に関わった疑いがあると説明しているという。
国安法は2020年6月に施行された。「国家分裂」「政権転覆」「外国勢力との結託」など四つの行為を禁じ、最も重い刑は終身刑だ。香港外での言動にも適用される恐れがあるとして、これまでも国際社会から懸念の声が出ていた。
日台の関係者によると、学生は香港のデモが激化した19年以降、日本での滞在を続けていた。香港警察からは、この間にネット上で香港独立に関する投稿をしたことが同法に抵触すると説明され、「逮捕を口外してはならない」とも指示されたという。
2023年4月20日 13時20分 朝日新聞デジタル
さて、上記のように「戦争準備」が始まったとみて間違いがない。基本的に「自由」というのは「戦争を反対する自由」があるということになる。そして今回の中国共産党の内容は、間違いなく、その自由を完全に制限させるものであり、なおかつ、その自由を謳歌したモノを全て誅殺するということになる。
まさにそのことを行ったということになるのではないか。今の中国の事を考えれば、当然に台湾に対する侵攻を始まるということになるのではないか。しかし、それだけではない。そのことはそのまま日本も巻き込まれるということになるし、また、その内容は南西諸島だけではなく、日本全体の問題になるということになる。
また中国とアメリカ・イギリスなどの全面戦争かが始まるということになるのであり、その事は、第三次世界大戦に発展する可能性がある。ロシアがウクライナに侵攻したのとはわけが違うということになる。
ロシアは、戦争の前にナワリヌイを処分するということをした。中にある反対勢力を処分してからウクライナ侵攻を行った。ここまで長期間の戦いになるとは思わなかったのだろうが、その為に現在になってから国内の分裂が起きたり、戦争が起きてから、戦争反対運動が様々な事が起きている。そのうえ1年を超えて国内に厭戦気分が蔓延している。その為にロシアは極東で仕事をするしかない。その為に、北方領土で新たな敵を探している。軍事演習はその中の一つであろう。
その軍事演習と中国の今回の「国内的戦争準備」がリンクしていれば、当然に日本は北と南の双方に敵を抱えることになり、太平洋になる二つの国の防波堤になってくるということになるのである。
今回の内容は単純に「自由」がないというようなものだけではない。戦争になるということになるのであれば、それはどのように動くのであろうか。もちろんすぐに戦争になるというものではない。しかし、その内容は数年後、戦前の日本を考えれば5年以内には戦争になる。現代ということになれば、もう少し早くなるのではないか。
では日本は、その内容を考えれば、どのような準備をしなければならないかはよくわかるのではないか。