相模原なるほど学校クイズ【32】
少人数学級を求めている私たちの会。小中学校だけではなく、高校でも少人数学級が実現されることを願っています。
今回は高校の少人数学級について、三太郎さんがクイズを作ってくれました。
Q.神奈川県の全日制高校では、一部の専門学科高校で少人数学級が実現しています。正しくないのは次のどれでしょう。
①ある専門学科高校で20人学級が実現している。
②ある専門学科高校で25人学級が実現している。
③ある専門学科高校で30人学級が実現している。
答えは画像の下にあります。
《答えと解説》
答え:①ある専門学科高校で20人学級が実現している。
①20人学級はありません。
②県立横浜国際高校の国際科の国際(IB)バカロレアコースが25人学級です。一般生徒募集が20名、海外帰国生募集が5名です。
国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムを実施する高校で
国際的に通用する(世界で使える)大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的としています。
③県立神奈川総合高校舞台芸術科は30人学級です。
解説:特にバカロレアコースは、国際基準である少人数学級が求められたと言われています。
国際基準が求められる教育をする学校のみに少人数クラスにするだけではなく、すべての高校に国際基準を適用すべきと思います。教育に区別はないはずなので。
高校だと、選択授業などによっては結果的に少人数になる場合などがあるので、私自身はこれまで高校での少人数学級はあまり考えたことがありませんでした。(私自身も高校で第二外国語を選択したところその授業は10人程度しかいなかった記憶があります)
しかし、このクイズと解説を見て「国際基準」と照らし合わせると高校でも少人数が当たり前になってほしいな、と思いました。
少し調べてみたところ、埼玉県の県立高校で30人の少人数学級を実施している高校があるようです。つまり、できなくはないということですよね。
将来の就職先なども具体的に考え始める時期でもある高校で、生徒一人一人の学びに学校や先生がより深く向き合ってくれたら、希望の進路への道も見えやすくなるのではないかとも思いました。
高校の少人数学級については、今月発行のニュース32号でも取り上げています。