「丑三つ迄 こま美゛ 特別純米 生 R4BY」
「丑三つ迄 こま美゛ 特別純米 生 R4BY」
(秋田酒類製造株式会社/秋田県秋田市)
酒米:麹米「秋田酒こまち」、掛米「美山錦」
精米歩合:60%
酵母:協会1401号
アルコール度数:16.5%
価格:720mℓ 1,694円(税込)
※秋田県内特約店限定酒
●テイスティングコメント
協会1401号らしい爽やかな香りが控えめに感じられます。口に含むと、間髪入れずにこぼれんばかりのジューシーさが口いっぱいに広がります!このジューシーさが軽やかな甘さを伴ってじゅわっとふくらんだあとには、米のピュアな旨味がふわっと鼻まで抜けていき、辛さもじんわりと灯りました。
スムースで繊細な火入れ版と比較すると、こちらは生酒らしくフレッシュでみずみずしく、程よい力強さが印象的です。幅広い層に気に入っていただけるように思いますし、生粋の酒飲みの方にも楽しんでいただけそうな逸品です。
●蔵元公式のおすすめペアリング食材
白身魚の昆布〆、キス天ぷら、うなぎ白焼き、金目鯛の煮付けなど
【小川屋スタッフから】
あまりのおいしさに、午前2時ころ、つまり丑三つ時まで飲んでしまう……。こんなコンセプトの「丑三つ迄」は、高清水さんの名杜氏・加藤均(ひとし)杜氏が一貫して醸すシリーズです。
同シリーズは3種類がありますが、この「こま美゛」には、加藤杜氏が酒造りで深く関わってきた2人への想いが込められています。浅舞酒造さんの名杜氏として知られる故・森谷康一氏と、14号酵母の生みの親である故・池見元宏氏。森谷杜氏が得意としていた「秋田酒こまち」と「美山錦」の2つを酒米に選び、池見氏が採取した14号酵母を使っています。
銘柄名は2つの酒米を縮めた通称で、本当は「こまみ」ですが、加藤杜氏はずっと「こまび」だと勘違いしていたそうで、そのまま銘柄名に採用されました。
銘柄デビュー3年目となる令和4酒造年度は、この「こま美゛」、しかも生酒からスタート。生酒は2年ぶりなので、当店スタッフとしても嬉しすぎてニヤニヤしてしまいました。なんでも、複数の特約店から生酒を復活してほしいとの声が寄せられたそうで、要望に応える形で今回のリリースが決まったとのことでした。嬉しい!
当店スタッフ同様に、生酒版を喜ぶ丑三つファンも少なくないはず。ファンのご来店・お問い合わせをお待ちしています。