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劇団春眠党

◯◯に捧ぐ

2018.06.02 10:27

大学時代の友人からひさしびりに連絡が来た。


これといった用事はないようで、

「最近何してるの?」とか、

「仕事は慣れた?」というような、他愛のない話に終始した。


★ 


「芝居をやろうと思ってる」というと、

「へえ、そう」と興味があるのかないのかわからない返事が返って来た。


「どういう内容のモノにしようか悩んでいる」という話をすると、彼じゃ最近読んだ漫画の話をしてくれた。


★  ★  ★


その漫画は、作者が幼少期に仲が良かった友人とのやり取りを、ゆるいタッチ出描いたものらしい。

タイトルは「岡崎に捧ぐ」だったと思う。(うろ覚えなので間違えていたらすみません)


彼いわく、「タイトルがいい」らしい。「捧ぐ」という言葉がいい。「捧ぐ」という言葉にはどこか、死んだ人に手向けるようなニュアンスがある。

内容は基本的に友人との緩やかな日常をコミカルに描いたものである。だからこそ、そのタイトルとのギャップに想像力が刺激されるのだ、ということらしい。


「そういう、繊細で、個人的な表現してをしてほしい」のだそうだ。


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電話を切ると、心なしか自分の心が少し緩んでることに気づいた。別に励ましあったりだとか、慰めあったりということはなかったのだけれど、こっちに越して来てからずっとあった緊張が緩んでいた。


ひさしびりに話すと、自分も相手も変わったな、と思う。けれど、時間が経っても、自分の対して何かを期待してくれる人がいるのはいいことだな、と思う。


今日もみに来てくれてありがとうございます。時間が経つのは早いものです。