角館のステキな所

one yoga room では

普段お香を炊いて、皆さんがいらっしゃる場を整えています。

呼吸をする空間なのでレッスンが始まると焚きませんが、

純度の高いお香は漢方の効果もあり

火が消えた後の残り香、空間にこそ、いい成分やエネルギーが宿るそう。

特に京都では、おもてなしの為に大切なお客様がいらっしゃる前に

お香が消えるよう準備し、フワッと香が残る状態でお出迎えするという話も聞き、私もそうしています＾＾

その純度の高いお香は、角館の「じゅうがつ」さんで新調しています。

こちらは、香りに関する商品から、器、お皿を扱っているお店です。

この場も、実はレッスンに来てくださっていた方から教わったのですが

「商品を購入する」以上に得られる空間の心地よさや、エネルギーを感じるところで

お香に興味がなくても、ぜひ足を運んでほしいと思える場所です。

何か物やサービスを購入するときに、

販売する方が、それらとどう向き合っているのか。

どのように扱って、どのように送り出しているのかは

消費者の私たちにとって、とても大切なことだと思っていて。

物もサービスにも命があり、

その価値に私たちは命という時間や労力をかけて得たお金をお支払いしているわけで。

ネットで夜中にでもクリック一つで購入できてしまう時代でも

わざわざ足を運んで、信頼のおけるものを選ぶことを大切にしたいなと思っています。

特にヨガや、撮影に関する物は。

お香の選び方は、ほぼフィーリングに頼っていますが

やはり瞑想に適しているものを好んで購入しています。

one yoga roomにはお香を数種類揃えて

その時間、いらっしゃる方のイメージに合わせて香をチョイスしています。

これからの季節、窓を開けてのレッスンが増えてくるかと思いますが、

入室された時の空気感、体に染み込む香りをぜひ堪能してくださいね。

今回、このお店を出た後に、レトロ自販機として記事になっていた場所へも行ってみました。

見たことのないラーメン自販機にびっくり。

プラ容器にトッピングもしっかりされた温かいラーメンやうどんが購入できて面白かったです。

何より目を引いたのは、足跡ノート。

正直、無法地帯のこういったノートを開くことは割と勇気がいるのだけれど

なんとなく手にとってみた。

短文から感じるドラマのような映画のようなストーリーに、

ここに座って書かれた女性の姿を想像したり。

昼間だろうか、夕方だろうか。夜だろうか。

お正月、雪深い秋田のこの薄暗い場所にお一人で来られたんだなって。

私も、なんだかまだ家に帰りたくないという時がよくある。

でも、お金をかけて外食したり、人の声が行き交う中でお茶をしたいわけでもなかったり

特に行きたい場所も無かったり。

そんな時、こんな場所が盛岡にもあったらな、と思った。

足跡ノートに、匿名で独り言を書きながら。

寒さの厳しいこの地で、お店が閉まった時間帯にも温かいもので体を満たしてホッと、一息つけた人がどれだけいるだろう。

自分の父世代、祖父世代もお世話になったのかもしれない。

また、立ち寄りたいと思った角館のステキな場所のおすすめでした。

最後まで読んでくれてありがとうございました＾＾

kana.