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Atelier Soleil

火星回帰と星のサイクル

2023.04.25 23:30

今年2回目の牡羊座新月と日蝕の後、季節が逆戻りしたかのような朝。

2日連続の遅霜。庭で冬を越した植物たちはそれにも耐えてくれたけど、温室育ちの改良された苗たちはやられてしまった。


で、夕方からは台風のような強風。

チューリップたちは大丈夫かな?


急変する過酷な天候の中、植物たちも必死に耐えてる。

や、それとも人間よりずっと敏感に何かを感じとっていて、彼らのやり方で備えているんじゃないか。


人間ときたら限界まできてやっと気づく…

日蝕、水星逆行、月逆回帰(これは個人の)、火星回帰(これも個人の)という怒涛の4日間、ペースをゆるめるどころか激しく忙しくしていて、その後の2日間もがっつり働いてしまった…

あ、それで月曜の朝にメンテの予定を入れていたのだ。

それがなかったらきっと乗り切れなかった…

下手したら今日も庭しごとをするところだったけど、雨のおかげで休めるってものだ。

それでも庭の様子を見てきたいから、風が弱まってくれるといいんだけど。

まぁまぁ、ちょっと星的にも現状確認が必要なのだ。

「火星サイクル」という概念を知ったのは2020年、ちょうど火星が牡羊座に戻って新しいサイクルに入った頃。

そこからすでに3サイクルめなわけだけど、未だに掴みきれていない。

そりゃぁそうだ、もっと短いサイクルでさえ掴めないんだもの。


天体の表すサイクルはその運行周期と連動していて、人間の自律的なリズムを取り戻すのに使っていけるといいんだ。


まずわかりやすいのは月で、約29.5日で地球の周りを一周するそのサイクルは、生理や肌のターンオーバーといった身体のサイクルと連動してる。

海の干満や植物など目に見える自然の変化にも関係してる。

ひとつのサインを約2.5日で満ち欠けしながら移動するのは、人の気分や感情が移ろう様を表す。


水星は約88日で太陽の周りを一周する。

わかりやすいものではないけど、そのサイクルと地球の私たちの足並みを揃えるのが水星逆行の時間。

私たちの脳には日々いろんな情報が入ってくるんだけど、ちゃんと自分に必要なものを選り分けて、身につけていかなきゃならない。

年齢を重ねたり忙しさにも比例して、脳はだんだんキャパオーバーになってくる。

働いたら休む、ってそんな当たり前のことなんだけど、休むつもりでスマホを開いたらそこは情報の海、気づかぬうちに脳を酷使してるのだ。

よく言われる水星逆行はスケジュールが乱れたりコミュニケーションの行き違いが起きるというもの。

それは立ち止まって余計な情報を削ぎ落とし、自らの気づきと選択で生きてくための調整のシステムなんじゃないか。


金星の公転周期は約225日。約32週間、と言ってみてもあんまりピンと来ない数だ。

ふと、金星と火星は連動して動かすもの、という心理占星術の概念を思い出して計算してみると、火星の公転周期が約687日で、金星はこれの約3分の1。

そういえば金星逆行というのも2年に一度のペース。


金星と火星の間にあるのが地球。

言わずもがな、地球が自転する単位が1日なのであり、公転周期は約365日。

といえ、西洋占星術のベースは天動説なので太陽が一周して同じ位置に戻ってくる周期が一年365日という考え。

文字で書くとややこしい。

だからわかりやすい共通認識の西暦というものが権威を持つようになってくるのだ。

そのサイクルに馴染めない人だっているのに。


まぁでもそんなことばかりも言ってられなくって、どうにかこうにか必至に合わせてきたつもりでも、

違うなとなったらそれも素直に認められたらいい。

いやむしろ、休みたい時には学校休んでたわ私。

その時は多少の罪悪感はあったけど、

それって自分を大切にできてたということじゃん。


たとえば誕生日がその人にとってのはじまりであり、元旦みたいなものだとしたら、個々のサイクルは違って、どうしても他に合わせられない時がある。

私たちはここまでよく社会や他者に合わせてきたなぁって思う。。

星を言い訳や正当化のために使うのではないけど、

自分のサイクルを知るために読んでみるのは悪くない。

そうして自分のサイクルやリズムを取り戻したら、今度は積極的に他者や世界との関わりをつくれるように、サイクルを使っていけるようになりたいものだ。


それにしても今の自分はどのあたりにいるんだろう?

火星回帰の前から少し空気感が変わってきて、星読みも違うフェーズに入った気がしている。

基礎が終わって受講しはじめた心理占星術の実践読み講座で、まったくもって言葉が出てこない苦境を味わっている。

今までの私のやり方と全然違うのだ…

どっちが正しいとか間違ってるとかもなくて、新しい視点としてすんなり受け入れることができたらいいんだろう。

でもすんなりいかないのはいつのまにか視点が凝り固まってしまってたせいなのかもしれない。

基礎講座の知識は、セッションに活かせていたように感じていたのに…

あぁそれよりも、自分自身がアップデートしていく必要があるんだろうな。

宿題も出てるけど、まず自分のチャートと、新しい視点で向き合っていかなくては。


火星回帰に続いて、今年は金星逆行が獅子座で起こる年。

金星はネイタルのチャートルーラーで、獅子座は私の太陽のある場所。

ってことは太陽回帰もその頃だ。

そうだそうだ今までだって占星術の象徴や捉え方をどんどんアップデートしてきたじゃないか。

太陽回帰か金星逆行終了までにはまたしっくりくる新しいスタイルを見つけられてるといいなと思う。