獅子心王リチャード1世
2023.04.26 08:09
ちょっとした好きな逸話なので、今回は短いです。
イギリスの王様で、生涯をずっと戦いの中で生きており、イギリスの王様に即位しながら、あまりイギリスにいなかったために、英語が喋れなかったそうです。
この王様の逸話で、面白くて大好きな話があります。
それは、この王様があのアーサー王(エクスカリバーや円卓の騎士で有名な王様です)の大ファンで、自分の剣にまでエクスカリバーという名前をつけていたそうです。
エクスカリバーといえば湖の妖精から授かったという伝説上の剣ですが、それを自分の剣に名前をつけちゃうのはオタク、って感じで面白いですが、その生涯は戦まみれで、そんなもんじゃなかったそうですね。
それとは異なりますが、この話を聞いて兗洲虎徹の話を思い出しました。
虎徹、というのは日本の名刀の一つで、新選組の近藤勇が虎徹(偽物だったと言われている)を持っていたのが有名ですが、兗洲虎徹というのは、トラックの板バネから作られて、あまりの切れ味から、折れず曲がらずよく切れる、と言われて、中国の兗洲で作られたことから兗洲虎徹(虎徹並によく切れる)と言われた軍刀があります。
近藤勇も、偽物だとわかっていた節があったらしく、ちゃんと切れれば偽物も本物同然になる。と言ったとか?本当かどうかわかりませんが、こういうかっこいい逸話があります。
きっとリチャード1世にとっても、愛剣はエクスカリバーと同じだったんでしょう。
どんな刀にも面白い逸話があるもんです。