【地球から見る、日本の旅・第18回】三好ジオパーク構想・四国の水の運命の曲り角 吉野川はなぜ曲った!?
【いつもの旅先が、全く違う切り口でみえてくる旅を!】
北海道から九州まで、よく知っている旅先に「こんな切り口が!」「こんな一面が!」という驚き、発見が沢山の旅を。身近な場所から、世界や、更には地球=ジオが、感じられる旅。ジオツーリズムとは、単に地質の話をお聞きするだけではありません。その地の歴史、風土、暮らし、そして食や農まで幅広い分野に触れ、繋がりの一端を解きほぐしていきます。「地学」だけでも、「旅情報」だけでもない新しい繋がりを見つける旅へ、ようこそ!各地のジオパークで活躍するジオガイドの皆さんが、とっておきの旅をご案内します!
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そんなジオオンラインシリーズ、シーズン2の第6回(シーズン1から数えると第18回)、今回のテーマは、四国を代表する河川、吉野川。上流の美しい渓谷や岩場の絶景や、下流に広がる広大な徳島平野など、流域ごとに様々な表情をみせてくれる吉野川。人々から、深く愛されている河川です。と同時に、この川は日本三大暴れ川のひとつでもあり、度重なる洪水、手に負えないほどわんぱくな川でもありました。いつの頃からか人々は、吉野川を「四国三郎」という名前で呼ぶようになりました。この吉野川を地図で眺めてみると、直角に曲がっている箇所があることがわかります。直角に曲がる川。何故このような、不思議な地形が生まれたのでしょうか。
今回の旅は、吉野川を上流から下流へ下って行きながら,暮らし・文化と地質地形とのかかわりをみていきました。
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【ゲストプロフィール】
〇下川 純代(しもかわ すみよ)
徳島県三好市池田町生まれ。元小学校教員。出歩くことが好きで、あちこち足を運んでいるが四国のへそ、池田で人生の大半を過ごす。曲がり角から、離れられないのかも・・・。10年以上、子供向けのサイエンス教室や発明クラブにも関わる。ジオガイドの活動を通し、学び、知り、伝え、ふれ合える面白さを感じている。
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〇殿谷 梓(とのたに あずさ)
高知県高知市生まれ。三好ジオパーク構想地質専門員。岩石や宇宙を愛し、大学や大学院では、岩石や宇宙を研究。中央構造線の活動や地すべりなどが起こるこの地に移住したのは、まさに『飛んで火に入る夏の虫』。豊かな恵みをたくさんみつけることができるこの地を、心から愛している。日本で住みたい場所の一つであった三好の地で、毎日のように、大地と人の生活文化とつながりを発見している。
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〇平岡 慶祐(ひらおか けいすけ)
徳島県三好市山城町生まれ。ウェブデザイナー・エンジニア。10年以上、ウェブ制作に携わった後、地元三好の観光のために何かできないかと思っていたところ、ジオガイドの会のことを知り、活動に参加。今回はオンラインツアーということでIT関係・映像制作のサポート役として参加。
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◇ジオパーク オンライン「地球から見る、日本の旅」とは:
日本各地のジオパークで活躍するプロのジオガイドが集結し、バラエティに富む各地のジオサイトの旅を紹介する、オンラインプログラム。第一シリーズは、2021年6月から全12回で実施。通算、1500名を超える皆様にご参加頂く人気のオンラインツアーシリーズとなりました。
→アーカイブ視聴はこちら:日本ジオツーリズム協会 公式noteページ