ジムニー JA11 エンジンオーバーホール
ジムニーJA11のエンジンオーバーホール作業です。
新品ピストンにコンロッドも新品に交換です。
このエンジンはピストンピンとコンロッドにガタが出る事も有るので抜かりなくです。
後々の安心にもつながりますし、せっかくオーバーホールしたからにはもう一回新車並みに長持ちしてもらいたいですからね。
ブロック側が組み上がりました。
シリンダーヘッドが組み上がりました。
ちょっとだけビッグな新品バルブに交換と、それに合わせてシートカットと擦り合わせも行っています。
バルブシートが摩耗している車両も事も多いのと、エキゾーストバルブにトラブルを起こす事もあるエンジンなのでこのメニューはリフレッシュと対策が同時に行えます。
シリンダーヘッドとシリンダーブロックを組み合わせました。
シリンダーヘッドは最少面研、シリンダーブロックも最少限で上面修正を行なっていますので密着度も完璧です。
この辺りに手抜かりがあると長く乗った時にヘッドガスケット抜けなどのトラブルにつながる事も有るのでオーバーホールでは機械加工も必要にして大事な部分です。
補機類を取り付けていきます
バキュームホースやウォーターホースも新品交換です。
エンジンが良くなっても他の部分にトラブルが起きては元気に走れませんし、何よりせっかくのエンジンをまた壊してしまう可能性も有ります。
今回はオルタネーターはリビルド品に交換、エアコンも一式リフレッシュするので新品エアコンコンプレッサーも既に取り付けてあります。
組み上がったエンジンを車体に乗せていきます。
お返しするという感覚でしょうか?
この車両のオーナーさまは新車から今まで約30年ずっとお乗りなので、このままもう一回りくらい長持ちしてくれないと困ります。
リフレッシュされたエアコンにエアコンガスを充填して完成です。
オーナーさまにお返しして、慣らし運転を含めてまた大切に乗っていただきたいと思います。