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タイ映画「Love You My Arrogance 2 / スカした彼はサイキック2」(2022年)Netflix キャストとあらすじ

2023.04.28 17:35

おすすめ度:★★☆☆☆ 前作に続きYouTuberサンのサイキック・ラブコメディ


Netflixで「Love You My Arrogance 2 / スカした彼はサイキック2」(2022年)を観ました!ドラマシリーズからの劇場版で、同名の前作「Love You My Arrogance / スカした彼はサイキック」(2020年)からの続きのストーリー。YouTuberのサンは人の心の声が聞こえてしまうという特殊な能力の持ち主。プミポンダムの取材で出会った作家のアナといい感じになった矢先、なんと恋のライバル、人気YouTuberトゥン(しかも元カレ)が現れた!コンテストに向けた動画撮影を続けながら、好きな人に気持ちを打ち明けるサイキック・ラブコメディ。


人の心の声が聞こえてしまうYouTuberサン

この映画はもともとドラマシリーズを映画サイズに編集してあることもあり、基本的に今作は前作の続き。そのため、前作を観ていないと、ストーリーの前提となる部分がわかりにくい、というよりほとんどわからないと思います。登場人物の人間関係も基本的には前作からの続きで、その説明はないので、先に前作から観ることをお勧めします。


クリエイティブ・ツーリズム動画コンテスト

主人公のサンはYouTuberなので、作品を通してサンが動画を撮影する姿が描かれているのですが、今作ではタイのエコロジカルな旅を推進する「クリエイティブ・ツーリズム動画コンテスト」へのエントリーが大きなテーマ。優勝賞金50万バーツ(約200万円)を狙い、サンとトゥンが人の心を動かす動画制作に挑む。


前作から水力発電、太陽光発電、自然と人間の共存などサステナビリティが大きな裏テーマになっていましたが、今作でもエコロジカルなツーリズムがストーリーの背景としてハイライトされていきます。もしかして、タイ政府がスポンサーになっているのかな?と思うほど、教育番組的。こうしたエンタメ作品を通して社会問題に触れられるのはとてもいいですね!


タイのいわゆる世界に知れた観光地ではない、水と緑豊かな素敵なエリアが次から次に出てきます!そこも見どころのひとつ。


サンのライバルのトゥン登場!

キャストは前作同様、サン役はナイン・ナパット・シアンソンブーン(Nine Naphat Siangsomboon)、アナ役はマイルド・ラパッサラン・チラウェートスントンクン(Mild Lapassalan Jiravechsoontornkul)、サンの親友クーエン役はテー・ダーウィット・クリーポルルーク(Tae Darvid Kreepolrerk)が演じています。


新登場なのが、大人気YouTuberのトゥン。アナの元カレで、留学に行った時にアナとは別れるも、今でもアナのことが大好き。サンとはYouTuberとしてだけでなく、アナをめぐって恋のサイバルに!アナは「2年以内に恋人ができないと一生独身」という占いの言葉を気にしながら、本命の相手を見極める…。


YouTuberトゥン役を演じているのは、オープ・オープニティ・ウィワタナワラーン(Oab Oabnithi Wiwattanawarang)。タイのホラー映画「呪いのキス 哀しき少女の恋 / Krasue: Inhuman Kiss」(2019年)ではノイ役を、BLドラマ「I Promised You The Moon / 僕の愛を君の心で訳して」(2022年)では、ビルキン演じるテーの大学の先輩チャイ役を演じていました。特にチャイ先輩役のオープは天才的な演技を見せています。超おすすめ!


このトゥンが本当にナイスガイで、人の心の声が聞こえるせいで若干「ひねくれ者」のサンに比べると好感度100%!コンテストに向けて、アナがトゥンの動画制作を手伝うことになり、サンは実は気が気でない!?でも実は、アナがトゥンを手伝ったのには理由があった…。


触れると過去が見えるアナ

日本語タイトルにある通り「サイキック」が前作では全面に出ていたのですが、今作ではサンのサイキックな側面はそんなに出てきません。その一方で、実はアナも本当はサイキックだったということが判明します。


サンの「心の声が聞こえる」のとは少し違いますが、「人に触れるとその人の過去が見える」という特殊な能力があり、それゆえにトゥンの動画撮影を手伝ったり、自分に危害を加える男を戒めたり、というシーンが出てきます。


そんなアナが最後に選んだのは…サンなのか、トゥンなのか…?と言っても、もう最初から結末は明らかですね…。


おそらくこの作品はドラマシリーズでゆっくり観たほうが細かいジョークも含めておもしろいのだと思いますが、映画だとそのエッセンスを感じるくらいしかできず、なんとなく消化不良感も。


ただ、時間がある時にのんびり観るには、いい感じのほのぼのサイキック系ラブコメ映画だと思います!