とことんやる、そしたらやめられる

こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。

今日は

飽きるまでやることの重要性を

お話しします。

なぜ

やりきることが大切なのか。

未練を断ち切れるからです。

わたしのお恥ずかしい過去を

ご紹介します。

わたしは昔、

ダメンズに恋をしていました。

周りからは

「なんであんな人好きなの？！

やめなよ！！」

と、散々言われてました。

なんで好きなのかはよく分からない。

でも好き。

ちょー好き。

その男性は

女性関係にもだらしがない。

「わたしは

二番目の女でもいいの、、、」

という、

演歌？！みたいな状況にいました。

(年末、県外から会いに行ったのに

放置されたとか。

その状況を甘んじて受け入れていた

自分にもドン引き。)

なぜやめれたのか。

やり切ったからです。

彼を振り向かせるために

全身全霊で挑んだ。

わたしの持ちうる恋愛テク

(笑顔とか、しょーもないやつw)

をすべて駆使した。

で、ダメだった。

目が覚めた。

わたしは一体

何をやってたんだ、、、焦

好き、嫌い、好き…と、

花占いみたいなことをやってたら、

いまだに

諦めていなかったかもしれません。

「あのときああしておけば…」

の未練がないから

終わらせられました。

やり切って良かった。

諦められてよかった。

他人の「やりたい！」を

許容することも

大切だと思っています。

たとえば。

外来に

来てくださる女性がいます。

自分を守ることに疎い方で、

ある仕事をしている。

端から見れば

自暴自棄に見える。

わたしとしては

その仕事はやめてほしい。

でも。

わたしは言います。

「今は

その仕事をやりたいんですよね？

なら応援します。

でももし、

・やり切った。

・飽きた。

と思ったら、

キッパリ

手を引いてくださいね。」

と、伝えました。

わたしは

思う存分やらせてあげるのも

愛かなと思っています。

やり切らないと

感情が消化できない。

わたしが無理やり辞めさせても

彼女は納得しないと思うから。

わたしの言葉に彼女は

ピンときていない様子でした。

でも、

「ん？何か違うかも？」

と思ったときは

わたしの言葉を思い出してほしい。

やり切るから終わせられる。

終わるから

新たに歩き出せる。