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Raku-Rin Cycle

有志リポート【中津渓谷ライド】番外編 2018.6.3

2018.06.05 11:01

リポート:KenGo


「自転車乗りの朝は早い...」

自転車乗りにはおなじみのフレーズですが、今日はそこまで早くないのが有難い。


6月3日、日曜日。

この日は今治のやまちゃんが企画した「中津渓谷・有志ライド」に、私とHyugaさんが急遽おじゃまさせていただきました。


私とHyugaさんは山練をかねて三坂から登り、久万高原町道の駅「天空の郷さんさん」でメンバーと合流することに。

最近ヒルクライムに目覚めた(!)やっつんさんも自走組に加わり、私たちは am7:30 に三坂麓ローソンに集合することになりました。


ローソンへ向かう途中、同じ方向を走る一人のローディーさんをお見かけしました。

ライディングフォームやジャージの着こなし方、そして鍛え抜かれた脚などから醸し出される雰囲気が、私の脳内に警報を発します(笑)。


(この人は、かなりのベテランさんですね...)


しかもこの場所をゆっくり流しているということは、おそらく三坂を登るために「脚をためている」ということ。


そんな剛脚さんに目をつけられるのは何としても避けたい事態ですが(笑)、こちらは遅刻しないために少し踏んでいかないといけない状況...


一瞬躊躇しましたが、そこはほら、

明るく元気に!


「おはようございます〜!」と大きな声をかけながら、右からそっと抜かせていただきました^^;


その後、ガシガシとついてこられる様子もなかったので一安心していましたが、一般道には信号機がつきもの...

数十メートル先の信号機が「赤」に変わりました。

先ほどのローディーさんも少し後からついて来られているだろうから、ハンドサインを出して停車します。


私の後ろに停車したローディーさんから、


「おはようございます。今日はどちらまで行かれるのですか?」


と、気さくな感じのトーンで話しかけられました。


「今日は仲間と中津渓谷に遊びに行くんですよ」と応じたところから話が始まり、信号で止まるたびに私の新車のバイクのことなど、あれこれとおしゃべりを。


どうやらかなりの部分、その方とルートが同じだということが分かりました。


せっかくなので、

「今日、私たちはグループライドですが、よければご一緒にいかがですか?」

とお誘いすると、


「えっ!良いのですか?」とローディーさん。


「ぜひぜひ!」と私。


そんなこんなで、私の到着をローソンで待っていたHyugaさんとやっつんさんは、なぜか2台のバイクで現れた私達をキョトンとした顔で見ていたはず(?)です^^;


そのローディーさん、「K原さん」は思った通りベテランさん、というか自転車歴20年(!)という超絶ベテランさんでしたー♪


簡単に自己紹介した後、まずはみんな自己記録更新を狙って、三坂峠をアタック♪

後はポタリングと聞いているので、ガッツリ行ってもきっと大丈夫のはず^^


ヒルクライム中、私は「K原さん」にピタリと張り付かれて、めっちゃプレッシャーがキツかったです(笑)


(お茶目なHyugaさん^^)


(ベテランローディーK原さん!)


(坂バカとして覚醒なるか?!やっつんさん)


それぞれ自己記録を更新した様子で、充実したヒルクライムを堪能しました。


さて三坂アタックも終えて隊列を整え、私達四人は久万高原の道の駅さんさんへ。

ここで今回の有志ライドのALLメンバーが集合となりました。


企画者のやまちゃんさん、やっつんさん。シムさんに、あきらさん。かわせさんに、ゆうたろうさん。前回から新加入の若手コンビ、イズさんとしょーごんさん。Hyugaさんと私に、今日出会ったK原さんの総勢11名。


(左がK原さん、右がかわせさん)



記念撮影をした後、さあ、中津渓谷に出発でゴザイマス〜!


...とこの後は、シムさんレポート(本編)に詳細がありますので、割愛いたします^^



最後に、今回のグループ編成とトレイン走行、落車について少しだけ書いておきますね。


今回、往路のトンネルの中で落車が発生しました。

おそらくグループ走行に慣れていないことが原因した落車だと思われます。

グループ走行する場合は、風の抵抗を極力減らそうと前走車にぴったりとくっついてしまいがちですが、前走車が急な減速や進路変更をしても対応できるように、必ず十分なマージンをとっておかないといけないですね。

乗り慣れたベテラン同士で、かつ全員の走力も揃っている場合は、かなり距離を狭めたトレインを組むことも可能ですが、その場合でも経験者は真後ろにはつかず、少し右か左にずらして後ろにつきます。何か不測の事態が起きても、前走車に衝突することを回避するための自衛手段ですね。


仮にハスってしまった(前走車の後ろタイヤに自分の前タイヤを接触させてしまうこと)場合は、慌てず、接触した方向にタイヤを押し付けるようにハンドルを切り、そのまま態勢を立て直してゆっくり後ろに下がります。

前走車の後輪には体重の大部分が乗っているので、その程度ではビクともせず、前の人はハスられたことも気がつかない場合が多いのです。

ハスったことにビックリして慌てて逆向きに急ハンドルを切ってしまうと、体勢を崩して落車してしまします。おそらく今回はそうして落車してしまったものと思います。

とにかくパニックにならずに、冷静に対応すればたいてい切り抜けられます。


私自身は、車間をつめたトレイン走行は一種の危険走行だと思っているので、よほど信頼のおけるメンバー同士で、かつ路面状況が良好な、自動車があまり通らない道路でしかやりません。

それ以外の場合ではほどほどに距離を保って、状況変化に対応できるように心がけて走っています。


またあまりに長い隊列は、追い抜きをかける自動車やオートバイにとって相当にやっかいな対象です。

場合によっては自動車等の運転ミスを誘って事故に巻き込まれたり、イライラした車から悪質な嫌がらせを受けないとも限りません。

今回のように10台を超えるバイクの車列になってしまう場合は、最低でも2パックに分けて走行したほうが良いと判断したので、途中でそのように編成させてもらいました。

その場合でもパックとパックの間は、最低でも数十メートルは空けておいた方が良いでしょう。

(この間が詰まっていると、結局車も抜きにくいのです)


自動車と車道で上手に共存するためには、お互いのことを思いやる必要があります。

それは結局自分たちの身を守ることにつながるので、そのことは真剣に考えたほうが良いと思いましたので、少し長めのスペースをとって書かせてもらいました。


楽しいグループライドを成立させるためには、それなりの作法があるということですね^^


今回はたまたま大きな事故にならなかったことは幸いでしたが、自転車乗りは大きな落車をしたらそれで終わりです^^;

安全走行については、いくら気をつけても気をつけ過ぎるということはないので、ソロで走る時も、グループで走る時も、注意を切らさず走行してくださいね^^


うおっっっつ💦 なんか最後は堅い話になっちゃいましたが、またみんなと楽しく走りたいと思いますので、何卒よろしくお願いします〜<(_ _)*>




P.S. 結局「K原さん」は行き先を変更し、最後まで私達とご一緒でした。なんと久万ヒル試走まで^^


(KenGo)