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あらくれ者のじぶんごと

KPOPにハマる若者たち

2018.06.04 10:00

`みなさんこんばんは


キョウトジンです。



少し前になりますが、カセイジンが音楽についての記事を書いていたと思います。


ただ、その時彼女は音楽を「演奏する」側の話を主にかなりブロードな話をしていたかと思います。


僕も何か楽器が弾けたり、歌が上手かったりすればよかったなと思うのですが、あいにくどちらも当てはまりません。



なので今日は音楽を「聞く」側からの話をしてみたいと思います。


僕は雑食というか、かなりたくさんのジャンルの音楽を聞くのですが、最近K-POPにかなりはまっています。他にもEDMやJazz, Metalなど幅広く聞くのですが、他のジャンルでは無かったぐらいのレベルでハマっています。



今回の帰国では京都に帰る前に東京にも1週間弱滞在していました。


なぜ最初から京都に帰らなかったかというと、今をときめくK-POPガールズグループ”TWICE”のライブに行くためでした。


大阪城ホールでの公演もあったのですが、そちらはチケットが当たらなかったので、さいたまスーパーアリーナの方に行ってきました。


いままでライブというものにほとんど行ったことがなかったので、すごく楽しめました。やっぱり生で見る迫力はなにものにも代えがたいですね。



とまあ前置きはこの辺にして(TWICEの話をしだすと長くなってしまうので...)、今のK-POP事情に関して少し思うところを話していきたいと思います。



みなさんは韓国の音楽グループをどのぐらいご存知でしょうか?


最近のグループを知らなくても、KARAや少女時代などであれば知っている方もいるかと思います。


ただ、そういったグループが日本でブームを巻き起こしたのは10年ほど前でしょうか。今は彼らとは違ったブームがきているような気がしているのです。


今K-POPの最前線にあるのはTWICE, BTS, Blackpink, Red Velvetなどでしょう。特にBTSは先週に発売したアルバムがBillboardで一位を獲得するなど、世界的な活躍を見せています。


もともとK-POPはアメリカのポップ・ミュージックを取り入れ、発展してきたものであり、その韓国文化と西洋文化の噛み合わせが今やっと、完成したという気がしています。


ここは完全に僕個人の意見なのですが、少女時代やKARA、BIGBANGの時は無理やりPOPを持ち込んだ感じがして、そこまでハマるということはなかったです。



それから月日が流れ、韓国独自の「K-POP」というものが成立したのかなと。


その間にPSYのカンナムスタイルやWonder Girlsのアメリカ進出などがあり、ワールドワイドに活動するグループがうわべだけでない、実際にポップの本土アメリカで通用するK-POPの独自性を磨いた結果だと思います。



そして、そのK-POPの1番の独自性というのが、「キャッチーなこと」です。


一回聞いただけで耳に残るリズム。真似して簡単にSNSにアップできるような振り付け。現代のスマホ社会に絶妙にマッチする形で、韓国・日本だけでなく世界中の若者の間で人気を伸ばしているのだと思います。


そして、BTSに代表される最近勢いのあるK-POPグループに共通することは、「多様なバックグラウンド」を持っていること、そして「複数の言語が話せる」ことだと思います。


'

これもK-POPの勢いを後押ししているはずです。TWICEは日本人がいることで日本でもスムーズにライブやテレビ出演をこなすことができますし、BTSには英語ができるメンバーがいることからアメリカ版徹子の部屋、”Ellen show”にもなんども出演しています。



通訳がいるのといないのとではファンとの親近感がやはり変わってくると思いますし、人気を支える一つの要因でしょう。


ファンとの交流の場として、誰でもコメントを投稿できてそれをアーティストが読むといった生放送のようなものも盛んですし、言語の壁がないということは相当なメリットになっています。



ただ、忘れてはいけないのは、K-POPアーティストとしてデビューする彼ら彼女らは、人生を賭けて全てを捧げてきているということです。


思春期のころにスカウトされ、一切遊ばずひたすら歌やダンスの練習に励み、厳しい体重制限に耐え、やっとデビューすることができるのだそうです。


そういった練習生時代の寮費やレッスン代などは事務所が建て替えるのですが、デビューから最初の数年は事務所に対しての借金返済のためほとんど給料はないそうです。


そういった過酷な環境から有名なアーティストが自殺してしまう、というケースも起きています。


とはいえ、彼らが作り出す音楽は素晴らしいものです。ですが、血の滲むような努力の上に成立しているということを忘れず、応援していきたいものですね。



ますます活躍の場を広げるK-POP、注目です。


それでは〜

キョウトジン