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パワーストーンではなく、天然石!の話

2023.05.01 10:00


「パワーストーン」と言うカルチャーを私は基本的に採用していないので、「天然石」が好きという立ち位置からお話をします。(パワーストーンというものが好きな方を否定する意図はありません。考え方の提示です)


“パワーストーン”を流行らせた勢力っていうのがいて、営利目的で「この石にはこういう効果とか力がある」とか、宝石関係の会社が廃材やオマケに近い物も不況で利益目的で売る為に、それまであんまり売れなかった天然石を利益率高く売るみたいな設定をした経緯と、その頃世の中が不況だから不安で癒しブームにグッズとしてのっけてたという面があって、私は基本的にパワーストーンはお勧めしていません。


もちろん昔から色々な土地のカルチャーで、お守りになる石だとか、物語があったりするし、そういう不思議な力がある石も正直あるのだけれど、基本的に一般人が普通に買えるレベルの“パワーストーン”グッズは、ほとんど「鰯の頭も信心から」みたいな気持ちを上げるためのアイテムでしかなくて、本人の意思とか努力や現実的行動の方がよっぽどパワーがあります。


都内の某エリアには結構「パワーストーン屋さん」があり、要は芸能人や会社経営者とか「運気を気にする人」が多い街には高額なパワーストーン屋さんがあって、それをショーウインドー越しとかで見て、私は絶対入りたくない気がするのです。


なぜかと言うと、金運とか恋愛運とか守って欲しいとか、欲望とか不安要素で来る人が多く集まる場所だから、たとえ仮に石に何かそういう力があったとしても、本人の心得や気分や依存的姿勢の方がそのパワーバランスを超えていて、いわゆる邪念や邪気等のネガティブなエネルギーの方が多すぎてしまう。


いくら高い石を買ってもネガティブなエネルギーの方が強い場合があるので、例えば芸能人でそういう石とかを買ってどんどん不幸になっちゃう人がいたり、どんどんトチ狂っていく経営者がいたりするのは、そういう働きもあると思います。石もそういう使い方や付き合い方されると可哀想だし、そういう意味でもパワーストーンはお勧めしないことが多いです。


見えない世界の仕事をしているプロの人達が異口同音に言うけれど、守護とか願望実現とかそういう「働き」を期待したら、石はそういう性質があるのでその為に力を使い、すぐ割れちゃったり色が褪色したりとか(後付けで着色料を入れているものは水で色が流れちゃったり、太陽光の紫外線で褪色する性質の物質もあるから、一概にエネルギーとかそういうもののせいではないんだけれど、色が白っぽくなっちゃったりとか、光らなくなるという傾向)、落としてなくなったりするそうです。また、「浄化してます」と言っているお店や人がいるけれど、浄化しきれていないことも多いみたいです。


そして、パワーストーンは早ければ数日で働き終えることもあり、長くても半年から1年以内で変えたほうがいいそうです。(何年も使っていて、もう捨てた方が良い状態のものも多いらしい。高かったからとか良いものだから、とつけ続けていても遺骸状態のものもあるとのこと)

長く持ちたいなら、力に頼らない付き合い方が良い様です。


私は子供の頃から天然石を集めていて、語弊があるかもしれないけれど、今日本で知られているパワーストーンと呼ばれるような天然石の種類は大体全部持っています。

数百円から数千円だけれど、鉱物標本屋さんとか卸売でGETしているから、仮にパワーストーン屋さんで売るならディナー代や家賃位の高額にされそうなものばかり。


私の場合、天然石は色が美しいから見て愛でたり手元で可愛がりたいとかだから、子どもの頃のものもいまだに持っています。

もしこれを“パワーストーン”として使ったら、壊れたり魅力も消えちゃうと思うので、基本的にパワーストーンとして石は使わないし、ずっと綺麗綺麗と愛でているのです。


これから買おうかと相談される事がありますが、上記の理由から、よっぽどの場合以外はパワーストーンは私はお勧めしていませんし、「自分の石に気を入れてください」とか頼まれる事もありますが、基本的にお断りしています。持つなら自分で判断して選び、使い、ケアして、自分の持ち物には自分で責任持ってください。

Image by Pixabay