Ende der Saison/ シーズンを終えて、今素直に思うこと。 元気のドイツ生活ブログ
コンディショニングトレーナー
元気のドイツ生活ブログ
Dienstag der 05.06.2018
ドイツ生活695日目
オーバーリーガで戦った
本当に本当に
長かった1年間が終わりました。
全34試合。
1年で降格が決まりました。
最終節
12-0で負けました。
本当に
崩壊している
ってこのことだと思いました。
そしてピッチを眺めながら
いろんなこと考えました。
何でこのチームにいるのか。
何でチームの為にトレーナーをしてるか。
何でなんでってばっかり。
今シーズンを振り返りながら、僕がドイツでトレーナーを始めた時からの想いと合わせて、今の気持ちを素直に書きます。
まず成績から。
2勝30敗2分け
勝ち点 8
得点 36
失点 126
得失点差 -90
この結果を見た時
ぼくがトレーナーをして
本当にチームに貢献出来たのか
それに加えて
何のために僕は時間を割いて
今まで勉強して来たことを
このチームのために費やしたのかも
本当に考えました。
勝ち点はたった8
126失点
1試合平均3.7失点
ぼく自身
絶対残留する
ってずっと思ってましたが
誰も練習を真面目にやらない。
走らない。
味方がミスをしたらすぐ文句を言う。
そうするとパスをしない。
自己満足の個人プレーばかり。
そんなチームが勝てるわけないんです。
にも関わらずいつもぼくは
毎試合今日は勝ってくれるかな。
そんなことは思い続けてました。
が、やっぱり練習通りの結果。
34試合あって
たった2試合しか勝てませんでした。
6部のリーグに一年で降格です。
2017年3月
クラブのトップチームのトレーナーとして
チームに在籍することになりました。
当時は昇格争いをしている真っ只中。
そんな中に
言葉もまともに話せないぼくが
在籍するのが本当にチームのためなのか
考えてましたが、
それよりも優勝・昇格に少しでも貢献出来るように頑張ろうって気持ちの方が強かった。
そんな記憶があるな。
2017年5月28日
リーグ最終節に見事勝利し
オーバーリーガへの昇格が決まり
サッカー人生で
本当に最高な時を迎えました。
こんなにも嬉しいことがあるのか
ってくらい嬉しかった。
そしてめちゃくちゃ楽しかった。
その時のチームって
サッカーに対してめちゃくちゃ熱く
嬉しいことには喜び
悔しかったら落ち込み
チームが崩壊したらキャプテンが仕切る。
このキャプテンが
練習中ふざけたら怒鳴られるし
良かったプレーにはめっちゃ褒める。
練習が終わったら
怒鳴られたことも無かったように
音楽をガンガンかけて
全裸で踊りまくってた🕺
練習後に良くクラブハウスで飲んだ🍻
オンオフの切り替えが
きっちり出来たチーム。
本当に
チーム
って感じだった。
それから多少
メンバーの移籍はあったが
昨シーズンとあまり変わらず
オーバーリーガが開幕した。
開幕から2試合で監督が辞めた。
その理由は未だに分からない。
そこからネジが狂い始めた。
新しい監督が来て
嫌いな選手は辞めさせられた。
その中に
チームをずっと取りまとめていた
キャプテンも辞めさせられた。
辞めさせられた理由が
めちゃくちゃだった。
理不尽にもほどがあった。
何年間も
このクラブに力を注いだ選手が
理不尽な理由で辞めさせられ
チームの歴史の中に
立った人物がいなくなると
チームの雰囲気は本当に最悪になった。
そうなると
ほとんどの選手がわがままになった。
怒鳴ったり
褒めたりするキャプテンが居なくなり
みんなやりたい放題になった。
そこからさらにチームは崩壊した。
個人プレーし
ボールを奪われても奪い返さない。
そんな選手が増えた。
何をしても
人の所為にする選手が増えた。
チームのために頑張って走る選手が
1人もいなくなった。
練習中の雰囲気も毎回悪いのに
監督はポジティブで居ろ
それしか言わなかった。
前期終了間近に
その監督も辞めた。
それと同時にクラブ側から
毎回退場者が出るわ、
大量失点で負けるわ、
お前らに払うお金は無い
そう言い始め、前期のメンバーが
12〜13名チームを退団した。
ぼくとしては
クラブ側の意見もわかるし
選手側の意見もわかる。
でも確かに選手はわがままだった。
頑張らないのに
試合に勝てるわけもなく
悪循環が繰り返されていた。
問題はいつも解決されないまま
ズルズル流れていった。
後期に入って新しい監督が来た。
チームが変わるチャンス
と思いながらも
やっぱり無理だった。
崩壊しているにもかかわらず
何も変えようとしない
ワガママでも選手を怒らない
なんで?
って不思議でたまらなかった。
ぼくがどんなトレーニングをさせても
結局ダラダラやるし
何のために?
って、そんなことばっかり
自分自身でも思ってた。
でもぼくはやっぱり
試合に勝って欲しいから
そのために
トレーニングをさせ続けた。
文句もたくさん言われた。
それでもトレーニングだけはさせた。
シーズンを終えた結果論だけど
結局勝てなかった。
それはぼくにだって責任はある。
チームのスタッフとして
活動しているわけだし
選手がやる気を失ってると同時に
ぼく自身も気づかないところで
やる気を失っていたのかもしれない。
そんな時に
トップチームに就いた時の嬉しさを
思い出せていたら
また少し変わってたのかもな。
初心忘れず
って多大事なことだよ。
勝てなかったってことは
やっぱり今まで通りではダメ
そんな結論に至った。
1年間トータルすると
本当に最悪でした。
毎試合勝てずストレスばかり溜まり
練習もダラダラとやるし
選手は誰々が悪いとか
監督の考えが良くないとか
そんな話ばっかりする。
確かにそうかもしれないけど
まずは
自分の足元を見て欲しい。
足元を見て
ひたむきに頑張って欲しい。
めっちゃそう思う。
頑張れば頑張るだけ
必ず結果はついてくる。
1日頑張ったからって
試合に勝てるわけじゃない。
泥臭くかっこ悪くてもいい。
とにかく頑張って欲しい。
ずっとずっとそう思っていました。
ぼくが口を出したところで
言葉が不十分すぎて
気持ちの10%も伝わらない。
ぼくは日本人だし
ドイツ人とは
育った環境も異なれば文化も違う。
でもサッカーにおいては
世界どこでも行われているスポーツだし
サッカーを通して
ぼくの想いを伝えていけたらな
そう思うばかりです。
来シーズンの始動は1ヶ月後。
チームとの契約もあるし
8月から始まるリーグ戦に向けて
しっかり準備出来るように
オフ明けから
ガッツリトレーニングさせようと思います。
サッカーはお休みになりますが
コンディショニングトレーニングの指導は
今も続いているので
そちらを公開していきたいと思います!
それではまた!
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