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第266話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.06.05 00:00

雨季の間、道は汚れます。

雑草や枯れ木に覆われて、取り除くのは大変です。


これらの道は、

ブラーフマナたちが学ぶことをやめてしまった宗教文献のようで、

彼らの過ぎ去った時間によって

腐敗して、覆い尽くされるようなものです。


雲は源なのですが

すべての生命体の友人でありたいと願い、

光っては次から次へと群れを移る気まぐれな親しさは、

情欲に満ちた女性が

高潔な男性にさえ

貞節さがないようなものです。


インドラの湾曲した弓(虹)が

雷鳴を伴って空に現れたとき、

通常の弓とは異なって、

弦に弛みはありませんでした。


同様に至上主が、

物質的な質と関係するこの世界に現れた時、

主は通常の人間のようではありませんでした。


なぜなら、

主はすべての物質的な質から自由で、

すべての物質的な状況から独立しているまま

だったからです。



…つづく

(10巻20章16-18節)