北大阪急行新駅「箕面船場阪大前」「箕面萱野」に決定
再来年の開業を目指す北大阪急行の延伸線ですが、新たに設置される駅の名称(候補案)がそれぞれ「箕面船場阪大前」「箕面萱野」に決定しました。(仮称はそれぞれ「箕面船場」「新箕面」) 公募で集められた駅名の中から2つが、本日開かれた協議会を経て選ばれました。これから国へ手続きを行った上で正式な決定がなされます。
名前の由来
プレスリリース[1]によると、駅名はそれぞれ以下のように決定されたとのことです:
- 「箕面船場阪大前」・・・昭和40年代からある大阪船場繊維卸商団地と、開業後移転が予定される大阪大学箕面キャンパスから。
- 「箕面萱野」・・・駅周辺を指す地名「萱野」に、地元住民以外にも分かりやすいよう市名の「箕面」を組み合わせたもの。
なお駅名は2017年12月から2018年1月末の期間に公募(箕面市内に在住・在職・在学する者)された1435件から、「北大阪急行線延伸線駅名検討会議」を経て決定されました。
現在の建設状況
箕面船場阪大前
中間駅となる箕面船場阪大前駅。地下駅で、地上からは掘削作業を伺うことができます。道路は去年夏頃から仮設の板の上に切り替えられ、すでに地下はかなり深いところまで掘り下げられています。
仮設道路部分 奥にバス停・新船場北橋が見える
駅周辺の再整備地区(駅東側・新御堂筋と反対側)には図書館や文化ホールのほか住宅や商業施設が立ち並ぶ予定で、地区内には大阪大学箕面キャンパス(外国語学部・言語文化研究科)も移転することが決まっています。(地上10階建ての1つの建物になるみたいです。)再整備地区の建物は取り壊しが完了しており、現在は更地になっています。
箕面萱野
終着駅となる箕面萱野駅。こちらは地上駅で、箕面キューズモール(イオン箕面店)のデッキと直結した作りになる予定です。もと駐車場があった場所が整備されていて、駅の東側にはバス停とタクシー乗り場が設けられるとのことです。
会議の役員は?
プレスリリース[1]によると会議の構成団体は以下の6団体でした:
・駅周辺の地元12自治会
・かやの中央まちそだて交流会
・大阪船場繊維卸商団地協同組合
・大阪大学
・緑遊新都心株式会社
・北大阪急行電鉄株式会社
「箕面萱野」を推したのは地元自治体など、「阪大前」を推したのは大阪大学でしょうか。Twitterユーザーの反応を見るに、「箕面船場阪大前」が長いという意見が多いようです。親しんでもらえるといいのですが・・・。
開業まであと2年、建設を見守りたいと思います。
☆北大阪急行延伸工事記録(2017年4月~)、連載予定です
[1]箕面市「北大阪急行線延伸線の新駅名の候補案を 「箕面萱野駅」「箕面船場阪大前駅」に決定しました」(2018年6月5日)< http://www.city.minoh.lg.jp/kitakyu/documents/sinnekimeikouhoannkakutei.pdf >