酒を飲まされて、脳萎縮を起こした犬
これは学生時代の話です。
そもそも、ワンちゃんに酒なんて与える人はいないと思うでしょうが、中にはとんでもない人がいるものです。
完全にアルコール中毒になったそのワンちゃんは、若くしてもう痴呆の様な状態になっていました。
当然、人間の様に、酒断ち、我慢する、なんてことは頭の中に無く、飼い主の完全な悪ノリによって引き起こされた、身勝手なワンちゃんのアルコール中毒でした。
先輩の先生の話では、脱法ハーブを食べてしまった猫ちゃんの話も聞いたことがあります。
動物は、自分でその食べ物や、飲料が危険なものだとはわかりません。
中には飼い主の無知で、病気になる例も存在しています。
飼い主がヴィーガン(ベジタリアンよりもっと動物関連のものを食べない人達。ベジタリアンは牛乳は飲んだりしますが、ヴィーガンはそれもしません)で、ワンちゃんは雑食だから、野菜や大豆のタンパク質だけでも大丈夫、などと馬鹿なことを実際にやる人もいます。
依然ニュースで見た、酷いものは子供や猫ちゃんにまで、ヴィーガン食を与えて栄養失調にさせた親の話です。
猫は雑食ではなく、完全な肉食です。
よく、末期の腎不全の猫ちゃんに、治療の間、炭水化物を勧めることがありますが、これは猫ちゃんの代謝の問題で、何も食べないと、急性の脂肪肝や、体の筋肉を分解して、より腎臓にダメージを与えてしまうから、フードや肉類、魚類を食べてくれるようになるまでのつなぎとして与えてもらうものです。
ワンちゃん、猫ちゃんの餌を自分で作る、と言うのはかなり大変です。
飼い主さんが自分で作ったものしか食べてくれない、という人もいますが、大抵は人間のご飯の味を覚えさせてしまったせいであることがほとんどです。
たまに、ワンちゃん、猫ちゃんにはどのメーカーの餌を上げれば良いか、と聞かれる時もありますが、有名どころであればまず安心です。
ロイヤルカナンの場合、フランスを経由して、韓国から日本に出荷されることに心配をする人もいますが、韓国ではフードの内容にはほとんど関与していません。
中継ぎ程度ですね。
僕も最初にロイヤルカナンが餌を韓国を通して日本に送ることを聞いた時、大丈夫なのか?と製造元に聞いたことがありますが、大丈夫だそうです。本当かな、と思ってしまいますが、あそこまで有名なメーカーになると、評判を落とすような真似はしないとは思います。
逆にオーガニックとか、最近ワンちゃんの健康に良いフード、とか言われて売られているマイナーなフードの方に気をつけた方が良いでしょう。
もちろん良い物がほとんどでしょうが、悪質な会社も存在しています。
安全が保証がされているフードが一番です。