セラピストになって良かったなぁと思ったこと
〜祖母との想い出〜
セラピストになって良かったと
思うことは沢山あって
お客様からいただくこと、
日々のサロンのことを
沢山発信してきましたが、
今日は
私のセラピストというお仕事の原点。
祖母との想い出を。
お話しさせて下さい。
私は、幼い頃から祖母が大好きで、
おばあちゃんっこ。
つむぎのいえをオープンして
少ししたころ、
祖母に病気が発覚しました。
つい、最近まで大好きな演歌歌手の追っかけをしたり、
孫の成長を楽しみ暮らしていたのに、
みるみるうちに、
食べ物が受け付けなくなり、
ベッドの上で過ごすことが増えました。
実家は福島なので、
距離がありますが、
詳しく病気のことなどは聞いていませんでしたが、
体調が悪くなる様子をみて
なんとなく感じていました。
なるべく帰れる時に帰る、
これが最後なのかもしれない。
と毎回の別れは苦しかった。
亡くなる1ヶ月前に、
10日間程帰れるタイミングがあり、
今、私に出来ることは、
学びたてだけれど、
【人に触れる】
ということ。
祖母にマッサージさせて欲しいとお願いして、
アヴィヤンガはもちろん出来ないけれど、
ありがとう。
ありがとう。
と身体に話しかけながら、
触れること。
祖母は、
『楽になった。ありがとう。明日もお願いしたい。』
と言ってくれました。
祖母は我慢の人。
痛みに耐え、
自分よりもとにかくおじいちゃん、子、孫、ひ孫のことを。
祖母に、
何かをやってほしいと言われたことは、
この時が最初で最後だったなと今でも思う。
疲れちゃうかな?
いいよいいよ、やらなくていいよ、
といつも他人に気を遣って、
というか気を配っている祖母から
『明日も来てくれる?みさちゃん、天職だね。』
と言ってもらえて、
本当にセラピスト、触れるということを
学んで良かった…
意識があるうちに、
今までの感謝の気持ちを
言葉以外でも伝えられて良かった。
壮絶な痛みや苦しみの中、
人が触れることによって、
こんなにも和らぐんだ。
約1週間、
祖母に触れさせてもらえて、
とても幸せだった。
誰かに触れる
ということの原点。
目の前の命に、
丁寧に、真摯にいたい。
祖母から頂いた宝物です。