Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

学びと遊びの小さなフリースクール

つれづれvol.0 ~堂本剛さんがラジオの中で語ったこと~

2023.05.06 01:13

わたしは昔から言葉を集めることが趣味です。


魅力を感じる言葉に出会う。

書き留める。

誰かに向けてこぼしていく。


こういうことが大好きな変な中学生だったし、今も変わらず言葉を集めることが趣味の変な大人です。


中学生の頃には毎日欠かさず日記をつけ、中学校指定の日記帳「私の生活」を毎日書いている人ナンバーワンに選ばれたこともありますが、今思えばなぜ指定の日記帳に書いていたのか。誰かに読まれてしまう可能性もあるのに、よくもそんなスリリングなことができたものです。


中学を卒業してからは、その日の出来事を手帳に書き留め、大人になってからは「なんでもノート」と名付けたA4のノートにそれこそなんでも書きつけるようになりました。


このノートはわたしにとって“心の拠り所”のような場所であり、自分の歴史でもあると思っています(笑)




前置きが長くなりましたが、今日はそのノートの中から一つのお話を紹介してみたいと思います。


かの有名なジャニーズ、Kinki Kidsの堂本剛さんは長い間「パニック障害」という病気と向き合ってきた一人です。

その堂本さんがラジオの中で語ったこと。






僕もだから、10代の時にパニック症になっちゃって。

そこから治るのに結構かかって。


でも、治ったかなと思っても治ってないなぁみたいなさ。


これね、やっぱりね、思ってんけど、精神病というジャンルになってるからややこしくて。


例えば僕は今、耳の聴力が落ちてたり、音響障害という後遺症があるじゃない。
それもまあ、似てるというか。


そういう体なんですよね、僕からすると。


だからそれを精神的に弱いとか強いとかっていう判断で片づけられると、ちょっとまた話が複雑っていうか。


膝悪いのに急に走るのが得意ではないわけやんか。
っていうのと一緒っていうか。


そういう風に世間の人がいろいろ見てくれると、楽に生活できる人たちもいっぱいいるのになぁとは思う。


このパニック症みたいなのがなかったら、もっと…もっといっぱいやれたし、もっといっぱいやりたいこと、いっぱいあったなって思うんですよ。いまだに。


こんなんないんやったら、一番ハッピーやのに。


めちゃめちゃめんどくさいんですよ。




自身のことについて、周りからの目について語られた後、こんな言葉で締めくくっています。



実際、今も闘っている人たちは僕の言ってることがなんとなくわかってもらえると思うけど。
でも、人生一回きりしかないからさ。


自分がそうだ(パニック障害だ)っていうことをさ、すごく大きく認めて。


それで、その認めた姿勢を支えてくれたり、理解してくれる人たちと生きていく時間が少しでも多いといいかもな、って思います。


2019.8.31 「堂本剛とFashion & Music Book」より「叶わなかった夢」





自分自身へのもどかしさ、周囲からの心無い言葉や無理解。
そんな状況に苦しみながら行き着いた先。

この最後の一言に全てが詰まっているように感じます。

“ダメな自分”と責めるのではなく、そんな自分を丸ごと認めて大切にしてくれる人との時間を大切に過ごしていく。
そのためには、“ダメじゃない自分”に生まれ変わることに力を注ぐのではなく、自分自身に対して「できないことがあったっていいじゃん」と思える人・事・場所を選んでいくことに力を注げたらいいね!ということを、感じてもらえたらいいなと思います。




~「つれづれ」とは~
スタッフのすぎやまが、なにをするのでもなく、物思いにふけりながら、その思いの流れのままにつらつらと文字を重ねていきます。

今年度はもっと自分の内面的なこともつぶやいていきたいなと思いスタートしました。

それをするためのツール迷子でしたが、思案の末、ホームのブログでつぶやいていこうと決め、この記事に至ります。

InstagramやTwitterでの発信に比べたら、読んでくれる人の数はうんと少なくなると思っていますが、遠回りしてでも「読みたい」と思って覗いてくれる人が一人でもいたらいいなという思いです。

そして、遠回りをして読みに来てくださっている皆さん、いつもありがとうございます。

みなさんの「いつも読んでるよ!」のあたたかいお言葉のおかけで続いてこられています。

Instagram等、SNSの更新頻度は少なくなるかと思いますが、こちらでは今後も拙いながらも言葉を紡いでいきたいと思いますので、ご覧いただけますと幸いです。

長い長い記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。