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優しい世界

2023.05.07 14:10

「わたしの夢のひとつは「優しい世界に住むこと」

だったような気がするのですが、

もしかして夢が叶っているかも?」

という感想を頂いた、cafeマルマスのライブ。

これは、音楽そのものについて、というより、

「今、ここに、住んでいる場所」が優しい世界であることが、

音楽と共に?(音楽を通じて?)浮かび上がってきたのかな、

と思った次第・・・


初めての鳥取、境港市。

「ちょうどいい、距離感・空気の場所」と、

ちえさんからお話は伺ってましたが、正にそう!

多くの建物が一階か二階という風景の見晴らしのよさと、

暮らしている人のトーン(音色?気?)の居場所が、実に繋がっているかの印象。

・・・私が以前の勤務先での社員研修で

「ソの高さで話すと、声が通り、印象がいい」

というような指導を受けた記憶がある。

それがいいとかわるいとかの話ではないけど、

人それぞれがもっているトーンを大切にしたいな、と思った境港の風景。


道中、繰り返し読んだ宮沢賢治の「農民芸術概論要綱」と、

その若松英輔講座。有名な

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」

というフレーズ、若松さんの解説では、

これは、自己犠牲を言っているのではなく

「人は繋がりの中で生きている、その繋がりを幸福にすることが大切」なのだと。

滞在させて頂いた「ここあん」は、

そんな“繋がりの塊”のようで、色々と想いを馳せた。

(2023年5月3日~5日、ここあん滞在、cafeマルマスライブは5/4)