第二話 お天気と痛み・湿気と消化というテーマ
フェアユングさんの、ニュースレターより
第二話 天気の悪い日は節々が痛む
数年前、旅先で朝のニュース番組を観ていました。週間天気予報の中で「今週のひざ痛指数」なる表が出てきて驚きました。「洗濯指数」(空気の乾燥度)や「花粉指数」(花粉の飛散度)にはなじみががありましたが、天気予報もここまできたかと感心しました。
「風が吹けば桶屋が儲かる」と言うことわざは聞いたことがあるが「雨が降ればひざが痛む」なんて初めてでしょうか。ご年配のご家族がおられ方は「そう言えばおじいさんが痛いと言い出したら雨が降るな」と、心当たりがあるはずです。気候が体に及ぼす影響はけっして少なくないのです。
身体を冷やすと血行不良になるため、痛みが生じます。冬のように寒い時期には、誰でも冷やさないように注意します。しかし、身体は気温の低い時だけに冷えるのではありません。梅雨のように湿度が高い時も注意が必要なのです。
空気が乾燥しているときは、吐息からでもかなりの水分が蒸発しますが、梅雨時は身体の水分がなかなか出ていきません。汗をあまりかかず暑いので飲む量だけが増えると水分を出すには尿だけが頼りとなります。人体が一日に出す尿の量は成人で1.8リットルですのでそれ以上の水分排せつは「残業」となり腎をくたびれさせます。年齢が高くなると尿を作る力も衰えてきますので、身体に余分な水分が溜まります。これが「むくみ」です。むくんでいる状態とは、体の表面に水の入ったビニール袋を巻き付けているようなものです。血管がむくんだリンパ管に圧迫され、血流を阻害されることによって細胞に酸素がうまく回らなくなり冷えてきます。「痛み」とは、血液=酸素が来ていません、との身体のSOS信号なのです。夜中に火災報知器の警報が鳴ったら飛び起きて消防隊を呼び消火しなければ家はなくなります。身体が痛みを発しているときに鎮痛剤で抑えて放置するのは、大げさに言えば、火災を放置するようなものです。
痛みにも様々な原因が考えられますが、
湿気➡水滞➡血行不良➡冷え➡痛み
と言う関連もあることを知ってください。水分の摂りすぎに注意されたることをおすすめいたします。
ー「脾」「胃」も湿気に弱いー
梅雨時は、空気中の水分だけでなく「飲む」水分によっても身体を傷める場合が有ります。東洋医学の「五行説」では「脾」・・・脾臓は現代医学では働きの無い退化した器官とされていますが、東洋医学では胃や膵臓の消化機能の源がここにあると考えられています・・・は「湿」を嫌う、と説きます。
食事時にお茶やビールをたくさん飲むと、食物を消化するために分泌された胃酸が薄まってしまい、消化能力が大幅に損なわれ、「胃」「脾」がたいへんくたびれます。ご飯に味噌汁、焼き魚とおひたしのような食事をよく噛んで摂り、お茶を飲まずに終えた場合は小一時間で消化が完了しますが、冷たい麦茶を3杯ほど飲みながら天ざるをあまり噛まずに飲みこむように食べた場合一時間を超えても消化しきれない可能性があります。「脾」「胃」にとっては「残業」ですから、当然疲れることになります。
消化しきれなかった食物に悪玉細菌が生き残っていると、食中毒になります。戦時中、大陸を渡っていた日本陸軍で食中毒が発生した時「食事中の湯茶を禁ず、食後30分開けてから飲むべし」との指令で治まった、と言うエピソードは有名です。胃酸には殺菌の働きもあるわけです。
東洋医学では消化不良の事を「食積」(しょくしゃく)と言います。食物が消化されずに胃に積み重なる、という意味です。未消化物が胃に停滞すると、食物に含まれる水分も停滞する事になります、これを「湿」と言います。
「湿」が皮膚表面まであふれ出てきたものが「湿疹」です。寒い時家の外壁に結露ができるようなものです。東洋医学では「皮膚は内臓の鏡」であると考え、お肌のトラブルは患部に薬を塗るだけでは解決しない、症状が語る声に耳を傾け、原因を内側に求め探り出すのです。
食事中の水分摂取量を抑える最もシンプルで有効な方法は「よく噛む」ことです。ひとくち30回、ゆっくり噛んでみましょう。唾液が分泌されの喉が渇かない、食物の消化が良くなる、殺菌作用で食中毒も予防できます。
第二話。知らなかったことが色々ありました。節々が痛むのは酸欠だった。知りませんでした。ご飯の時にビール、お茶、だめでしたか。やっぱり。確かにお茶2はいほど一気に飲んだあと、食事をして、胃の調子崩した~は確かにあります。朝目覚めたときまだ胃の中になんかある、食べてないのにお腹いっぱいってどういうこと、なんていうことありました。
よく噛むと他にもいろいろいいことがあるそうです。身体中の傷んだところを修復し始めるということも聞いたことあります。え!悪いところの修復、もしかして、若返る!冗談です。
季節と私たちの身体の関係、よーく見てみると、意外とわかりやすいんではないかなと、思えてきたのは私だけかしら?
夕日がキラリ、
反対向いてお店の方はこんな感じでした。これっていつも一瞬なので捕まえられない。。。お隣は、素敵でかわいいお洋服とバッグ、くつ、小物雑貨のお店です。気さくな店長さんがいつも元気をくださって、お休みの月曜日は、さみしいです。セレクトショップ・Miuさんです。