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いわぶち動物病院

ハーメルンの笛吹き男(グリム童話と実話)

2023.05.09 09:37

みなさんはハーメルンの笛吹き男という童話を知っていますでしょうか。

グリム童話に編纂されています。


内容は、ネズミの大量発生に困った村に、笛を吹いている男が現れ、報酬を支払えばネズミを退治してあげる、と交渉します。

町人達はネズミ退治をお願いし、笛吹き男は笛でネズミを操って、ハーメルンの街の近くにあるヴェーザー川に沈めて溺死させます。


見事に仕事をこなした笛吹き男ですが、町人達は報酬を支払うのを反故にします。


怒った笛吹き男は、お前たちの大切なものを奪ってやる、と言って消えてしまいます。


しかし、後日笛吹き男は改めてあらわれ、子供達を操り、一緒に消えてしまいます。


これが童話の内容ですね。



実はこれ、実話が元になっていると言われています。

実際にハーメルンの街は存在しており、ドイツの北側、ヴェーザー川に面しています。


そして、街の入り口の石碑には、1284年、聖ヨハネとパウロの日、6月26日に色とりどりの服を着た笛吹き男に130人の子供が誘いだされ、丘の近くで行方不明になった。


という石碑が本当に残されています。

笛吹き男の存在はともかく、実際に起こった事件であり、ハーメルンの街はこの事件のせいで一躍、有名になった経緯があります。


この話を童話にしたのですね。

驚きの話と言えるでしょう。

もしハーメルンの街に旅行に行く人がいれば、この石碑をみてみるのはいかがでしょうか?

街のすぐ横をヴェーザー川が走っています。