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ヘルスコミュニケーション戦略

2023.05.03 08:21

ヘルスコミュニケーションとは、「人々に健康上の関心事についての情報を提供し、重要な健康問題を公的な議題として取り上げ続けるための主要戦略のこと」と定義づけられています(WHO、1996)。

ヘルスコミュニケーションは、人の認知プロセスや行動パターンを、科学的に根拠があると証明されている心理学や行動科学、社会科学といった分野における理論や科学的エビデンスをもとに理解し、そのうえで、アプローチ方法を検討・創造して、対象となる個人や集団、社会とコミュニケーションをとり、その効果を評価する、という一連の流れを学ぶ専門分野です。

戦略としてのヘルスコミュニケーションのモデルを、米国CDCが初めて打ち出したのが1990年代前半ですが、そんな時代に、CDCのコンサルタントを務められていたキム・ウィッティ博士に師事したGHC代表の蝦名玲子博士は、日本において戦略的視点をもったヘルスコミュニケーションの取り組みがなされていなかった2002年から、本概念を実践に活かすにはどうすればいいのかについての、研究、教育、アドバイスを提供してきました。