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第267話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(7):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.06.06 23:12

雨季の間、

月は雲が邪魔をして直接姿を見せませんが、

月光によって雲自身が輝いていました。


同様に、

物質存在である生命体は

偽の自我に覆われて直接姿を見せませんが、

純粋な魂の意識で、

偽の自我自身が輝いています。


孔雀は雲が来るのを見ると、

陽気になって、

喜びの歓声から大声で鳴きます。


まるで、

世帯生活に苦しむ人々が、

常に正しき至上主の純粋な献身者が訪問して来た時に、

喜ぶようなものです。


木々は痩せ細り乾いていましたが、

新たに降り注ぐ雨水を足から飲むと、様々な体の部分が花咲きました。


苦行のために肉体が痩せ細り弱った人が、

その苦行を通じて得た物質的なものにより

生気を取り戻すのと同じです。



…つづく

(10巻20章19-21節)