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犬の出張トリミング Family Grooming Mammy's

犬のアトピー治療にはスキンケアが大事!〜薬浴だけじゃなくて、やり方にもこだわります〜

2018.06.07 04:48

今回の内容

1、アトピー治療では、【薬を処方してもらう】【食事を変える】のは一般的だけど…


2、薬浴だけじゃない、シャンプー治療の方法〜ドライヤー編〜



✳︎✳︎✳︎

1、アトピー治療では、【薬を処方してもらう】【食事を変える】のは一般的だけど…


アトピー治療の場合、選択肢のトップにあがってくるのが

・薬を使って今出ている症状を抑える。

・食物アレルギーを併発している場合が多いので、アレルギー食に変更する。


ですが、一時的に改善しても暖かくなり始めるとカイカイが始まってしまうこと、ないでしょうか?

愛犬が夜も眠れないくらい痒がっているのに、見守るだけしかできないって…

とっても辛いですよね(><)


最近アトピー治療では注目を集めだしている

【スキンケア】

当店ではこのスキンケアを重視して、シャンプー剤や洗い方だけではなく、

保湿、体の内部から改善する食事管理までしっかりとしてあげることを推奨しております。


私が担当しているアトピーの子で、

スキンケアに重視したやり方に変えたら、

こんなに良くなってくれて毛も少しずつ生えてきました!!

アトピーだけでなくアレルギーを抱えて悩んでいる飼い主さん、たくさんみてきましたが、

諦めている方が沢山いました。


まだ諦めるのは早いかもしれません!


愛犬の辛さを少しでも和らげて、安らぎの顔が見れたら、こんなに嬉しいことはないですよね❤︎


少しでもスキンケアに興味を持って頂き、

人も犬も笑顔になれたら嬉しいです(๑>◡<๑)



✳︎✳︎✳︎

2、薬浴だけじゃない、シャンプー治療の方法〜ドライヤー編〜


スキンケアを考えたシャンプー剤の選び方や全体を通した洗い方を一気に話してしまうと、

簡単に書いても、読むのに最低1時間はかかってしまうと思うので…(^-^;


今回はその中からピックアップして、

【ドライヤー】編をなるべく簡単にお伝えします!



【やり方の前にわかっておきたい大切なポイント】

1、犬の皮膚は人の3分の1ほどの薄さしかない

※毛で守られているため

2、痒みと炎症を伴っている赤くなった皮膚は、人が日焼けをして真っ赤になって痛痒い状態た似た感覚

3、アトピー性皮膚炎の皮膚は酷い肌荒れを起こしている状態なので、健康な皮膚よりも更に薄くなっている。


もともと薄い犬の皮膚が、アトピーの場合は

とてもデリケートな状態になっていることがわかって頂けたでしょうか?

皮膚が薄くバリア機能が正常に働いていないので、

細菌感染も起こりやすく、刺激も受けやすいです。


ということは!?

・ブラシによる皮膚ダメージ

・ドライヤーの熱による皮膚ダメージ


ブローをする時の通常のやり方では、刺激が強すぎてしまい、せっかくシャンプーをしても皮膚に負担をかけてしまうことになってしまうんです(><)


私はアトピーだけに限らず、皮膚がかなり弱っている場合は、使うブラシの種類を変えたり、

特殊なドライヤーを使ってブラシをほぼ使わずに乾かします。


まず、ブラシはこちら!

ウェットブラシといって、

ピンが細すぎず先が丸まっていて、

ぐにゃっと曲がるほど柔らかいので、皮膚に当たった時に、刺激を和らげてくれます。


ですが、このブラシですら皮膚の刺激にはなってしまうので、このドライヤーでほぼ乾かしてしまいます。

乾かすというのは水分を飛ばすことなので、

パワードライヤーで根元からしっかり水を飛ばすことで、熱を加えなくても乾いていきます。


この方法のメリットは、

・皮膚にブラシを当てることなく乾かすので、刺激がない。

・風の力である程度毛が伸びる。

・根元がしっかり見えるので、皮膚の細かいところまで確認できる。

・ドライヤー時間が短縮されて犬に対しての負担が減る


逆にデメリットは!?

・プードルなどの柔らかい毛質の子の場合、

パワードライヤーだけしか使わないと、ブラシを使う時ほど毛がしっかり伸び切らない。


・音が大きいので、まれにダメな子もいる。

※大体の子は、音の大きさはそこまで問題ではなく、風の勢いに注意して顔に当てないようにする事で、慣れてくれます。


パワードライヤーを使うことは、

デメリットも多少はありますが、方法を考える事で変えられ、何よりもメリットが大きい方法です。


そして、シャンプー治療には、なくてはならない大切なアイテムです!