COPEN | ミニマムサイズのオープン2シーター
外装パーツを着脱して着せ替え可能なエクステリア
昨今はクルマに何かと利便性やユーティリティ性が求められる時代。それゆえに、かつては人気を誇ったスポーツカーのジャンルは軒並み衰退。より用途が限られるオープンカーもその例外ではなかった。
しかし、そんな中でもH14年にデビューしたダイハツ・コペンは遊び心を貫き、ユーザーの心を揺さぶった。軽自動車+オープンカーというパッケージを高次元で融合し、一躍人気のモデルとなった。お手頃な価格と扱いやすいボディサイズで気軽に本格スポーツカーの爽快感と走行性能を楽しめるコペンはまさに個性派軽スポーツの代表格となった。
2代目コペンはエクステリアの個性が異なる「ローブ」、「エクスプレイ」、「セロ」の3種類のグレードをラインナップ。そのうち「ローブ」と「セロ」は外装パーツを着脱してエクステリアを変えることができるという既成概念を覆す仕様で話題になった。
意外にも2代目デビューから約4年も経っている。個性派モデルのため全体的にタマ数は少なめだが、徐々に市場に増えてきており、街で見かけることも多くなった。
おすすめは「ローブ」。デビュー当時からあるグレードのためタマ数が比較的多く、お買い得なクルマを探しやすい。
▼ダイハツ コペン ローブ SPECIFICATION
・全長×全幅×全高:3395×1475×1280㎜
・車両重量:870㎏
・ホイールベース:2230㎜
・エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
・総排気量:658㏄
・最高出力:64ps(47kW)/6400rpm
・最大トルク:9.4kgf・m(92N・m)/3200rpm
・JC08モード燃費:25.2km/リットル
・サスペンション前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
・サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
・ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
・ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
・タイヤサイズ:165/50R16 75V
・乗車定員:2名
▼ダイハツ コペン
(先代モデル)相場価格
(Mj-net調べ 2018年5月9日現在)
H26~29年
153.3~198万円
四国の市場ではまだ数が少ないが、全国でみると250台を超える車両が市場に存在。価格も徐々にこなれているので、四国でも今後の相場の動きに期待。
▼ダイハツ コペン 変遷
・H14年6月 初代コペンデビュー
・H24年4月 初代モデル生産終了発表
同時に特別仕様車「10thアニバーサリーエディション」を発表
・H24年8月 生産終了
同9月に販売も終了
・H26年6月 2代目コペンがデビュー
グレードは「ローブ」のみ
・H26年11月 多面体ボディ、グリルとクロスフレームを採用した「エクスプレイ」を追加
・27年6月 「セロ」を追加
▲個性的なデザインと軽四の域を超えたクオリティ
インパネ回りのデザインもエクステリア同様に個性的。全体的な質感も軽自動車の域を超えたクオリティを誇る。
▲レスポンスの良いユニットがスポーティさに拍車をかける。
水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボを搭載。最高出力は64馬力を発揮する。レスポンスの良さがスポーティな走りに拍車をかける。
▲電動アクティブトップで簡単にルーフの開閉が可能
先代モデル同様、電動でルーフの開閉が可能なアクティブトップを採用。手軽な操作でオープンエアを楽しむことができる。
▲本格スポーツカーさながらの爽快な走りを堪能
コンパクトかつ軽量ボディに十分な馬力を備えたパワーユニットを搭載。その走りは本格スポーティカーさながらのものだ。
▲異なる3つの個性的なエクステリアを持つ
先代モデルから大きく刷新したエクステリア。写真の「ローブ」の他、多面体パネルを採用した個性派モデルの「エクスプレイ」、先代モデルを彷彿とさせるデザインの「セロ」と異なる3タイプのエクステリアを持つ。