バナナの健康効果
最近バナナ食べてますか?我が家では腹持ちが良いという理由でほぼ毎朝バナナを朝食に食べてます。このバナナですが、腹持ちが良いだけではなく免疫力をアップして高血圧、喘息、がん、心臓病、糖尿病、認知症、うつ病などの予防にもつながります。
美容と健康のために、もっとバナナを食べましょう!
バナナは世界で最も多く消費されている果物の一つです。
バナナが世界最初の果物であった可能性があると、一部の科学者の間で言われています。
日本では昭和40年代前半くらいまでバナナは高級品でした。
今では到底想像できませんが、お見舞品として当時バナナは非常に人気が高く、子供たちは、おやつでバナナが食べられると大変喜んだそうです。
バナナの消費量はリンゴやオレンジよりも多い
今現在、バナナは少なくとも107カ国で栽培されており、世界の食糧作物の中では第4位にランクされています。
アメリカではリンゴやオレンジよりもバナナの方がより沢山消費します。
ちなみにバナナには以下のような栄養素(可食部100gあたりの含有量 )が含まれています。
バナナを食べることによって、がんや喘息の発症リスクを低下させ、血圧を下げ、心臓の健康を改善する効果が期待できます。
バナナに含まれる栄養素
・ビタミンB6 (0.38 mg)
・マンガン (0.26 mg)
・ビタミンC (16 mg)
・カリウム (360 mg)
・食物繊維 (1.1g)
・タンパク質 (1.1g)
・葉酸 (26μg)
・ナイアシン (0.7mg)
・鉄 (0.3mg)
バナナの優れた健康効果
次にバナナの優れた健康効果を7つ以下のとおりご紹介させていただきます。
①高血圧予防
高血圧を予防するうえで大切なのが意識してナトリウムを多く含む食塩の量を減らすのと同時にカリウムの摂取量を増やすことです。
バナナにはカリウムが豊富に含まれているので、血液をサラサラにしたり血管を拡張することによって血流が良くなるので、血圧を下げる効果が期待できます。
ちなみに日本いおけるカリウムの1日の摂取基準は成人男性が2,000mg、女性が1,600mgとなっていまして、果物や野菜を中心とした低ナトリウムの食事を摂るとカリウム摂取量が自然と高まります。
これにより様々な病気による死亡リスクが20%低下するといわれています。
②喘息予防!
喘息を発症させる最大の原因は、アレルギーとされています。
これまでバナナやりんご、キウイなどの果物(フルーツ)は、喘息に良い効果をもたらす野菜類と異なり、喘息を発症させるリスクがあるとされていました。
しかし、ロンドンにあるインペリアル・カレッジ・ロンドンで行われた研究結果によりますと、毎日1本バナナを食べていた子どもは、そうでない子どもたちよりも喘息リスクが34%も低いことが明らかになっています。
③がん予防!
がんは免疫機能を破壊しながら、がん細胞を増殖し続けるわけですが、バナナは免疫力を高めるだけでなく、体内で増え続ける活性酸素がもたらす様々な害を抑える抗酸化成分が含まれているので、がんを予防する効果が期待できます。
④心臓病予防!
バナナに豊富に含まれる食物繊維、カリウム、ビタミンC、B6が心臓の健康をしっかりサポートしてくれます。テネシー州ナッシュビルにあるヴァンダービルト大学・メディカルスクールのマーク・ヒューストン医学博士(医学部助教授)によりますと、カリウム摂取量を増加し、同時にナトリウムの摂取量の減少させることで、心血管疾患リスクを軽減する効果が期待できるとしています。
そのために最も重要なのが食事です。テネシー州にあるセントトーマス病院の高血圧研究所が行った研究結果によりますと、1日に4069mgのカリウムを摂取した人は、虚血性心疾患による死亡リスクが、カリウムを少量しか摂取(約1000mg /日)しなかった人よりも49%少なかったことが明らかになっています。
また、しっかりカリウムを摂取することで、「脳卒中リスクの低減」、「筋肉量が減るのを抑える」、「骨密度の維持」、「尿管結石、腎結石を予防」といった効果が期待できるとされています。
⑤糖尿病予防!
バナナのような高繊維食を摂取することで、1型糖尿病患者は血糖値が低く、2型糖尿病患者は血糖値、脂質値、インスリン値が改善する可能性があるとされいます。
ちなみ、バナナ(100g)に対して約1.1グラムの食物繊維が含まれています。
また、日本では、18歳以上の男性の場合、食物繊維の摂取目標量は19g/日、18歳以上の女性の場合は17g/日とされています。
また、加齢が進むにつれて摂取目標量が高くなります。
⑥下痢に効く!
バナナには下痢を直接治す効能・効果はありませんが、バナナは整腸作用や消化・吸収(熟したバナナに限る)に優れた食べ物なので、腸の働きを改善するだけでなく、栄養補給の点でも最適です。
まだ腸の機能が未発達な赤ちゃんの離乳食にも用いられるほどなので、下痢の場合でも安心して食べることができます。
⑦記憶力を高めて認知症予防!
バナナに含まれる抗酸化成分が、活性酸素による神経細胞膜へのダメージを抑えてくれます。
このためバナナを食べることによって、アルツハイマーなどの認知症の発症リスクが低下する働きが期待できます。
また、バナナには幸せホルモン「セロトニン」の原料であるトリプトファンが含まれているので、うつ病予防にも効果が期待できます。
バナナは割と安価に通年買える果物ですので、朝食に1品追加するのも良いかもですね。
選ぶときはオーガニックのものを選ばれることをお勧めします。