長引く咳
どんなふうに影響が出るのかを探っていくとある程度のパターンが見えてきます。
最近多いのは、左足内側、右足外側、左腹部から側腹部、左肋骨下部から第三肋骨周囲、左頚部下部、右頚部上部、左上腕、右手首 というパターンが多いです。
長引く咳がアレルギー的なのか部分的炎症系なのかによっても違いがあると思います。
なにが原因であれ、必ず身体の異常緊張は起こります。
身体にあらわれた情報を読み取って刺激をしないと良い方向にはいきません。
例えば咳が続いているという症状を知らなくても肋骨の緊張があれば呼吸器に問題がでているというのは予測がつきます。
それと同時に上肢に影響が出ていれば上肢を含んだ緊張があり、当然歩行にも影響がでているということがわかります。
歩行が問題であれば加重がうまく行われていないことが問題になり足の問題がわかります。
腰痛が主訴であっても呼吸器系と関係するこのような緊張が強ければ呼吸器系の調整を行うことがメインになってくるでしょう。
やっぱり人間って季節の影響を受けているんだな~って感じます。
暑くなると呼吸するのもシンドクなりますよね。
かといって冷たい空気は肺に刺さるような感覚があります。
湿気がなく暑くも寒くもない時は呼吸もしやすくなります。
体調不良を起こしにくいと言えます。
今年はその季節のはずが暑かったり寒かったりしたために呼吸がしにくくなっている人が多いのかも知れません。
左胸に手をあてて呼吸をした時と左と同じ高さの右胸に手をあてて呼吸をした時と呼吸の仕方が違いませんか?
簡単な検査です。
左胸に手を置いた時に呼吸がしやすくなる場合、左の胸が硬くなっています。
肩首の緊張も胸から来ているかもわかりません。
左胸に手を当てて首肩の緊張が楽になっていたら胸から来ています。
手を触れるとそれだけでも身体の情報に変化が起こり、筋肉の緊張が変化します。
人間の身体は常に外からの影響を受けて変化しています。
頑張らない治し方というのがあります。
無理をしない治し方があります。
それを患者さんにお伝えしてセルフケアできるようにしてもらっています。
無理に頑張ってやる必要はありません。
無理をしなければしない程良くなっていくことが多いのです。
どんな些細な症状にも何らかの原因がありますからね。
でも100%の原因はありません。
100%の原因は、ただ一つ、生きているからです。