No.69 AIイラスト問題 大きな第一歩
こんにちは、鬼川こるくです。ご覧いただきありがとうございます。
前回の記事で、画像生成AIについてはげんなりしてくるのであまり触れたくない話題なんですよねと話していたのですが、自力で絵や漫画を描いている人々にとってここ最近でかなり良いニュースが飛び込んできましたので記事を書かせていただきます。今日もお付き合いいただけましたら幸いです。
2023年5月10日18時、ピクシブファンボックスから発表があり、当面のあいだAI生成作品による取り扱いが禁止となりました!
お~パチパチパチ!パパーン!🎉
記事はこちらです。
「当面のあいだ」という言葉と「AI生成作品の定義」が気になるところですが、この定義については後日発表があるとのことなので続報を待ちたいと思います。また、ピクシブでの有償リクエスト受付についてはまだ言及されていませんので、そちらのほうも是非していただけたらなと思います。
また、ピクシブの発表とほぼ同時にファンティアでも同じ主旨の発表がなされました!
このAI作品による収益化反対の意思は、微力ながら私も昨年の11月の時点で当サイトで書いていましたので、半年耐えて耐えて耐えてようやく第一歩が進んだと少し気持ちが軽くなりました。正直この国が嫌いになる一歩手前にいく程度には絶望を感じておりました…。
そもそも倫理的に問題があってもAI学習までは合法とされていただけで、誰かの作品にそっくりなものを大量生産して収益化、なんてことがまかり通っていたこと自体が異常すぎるのだと思います…。普通に違法ですよね…。コミティアでAI生成作品を販売する行為も私は同様だと思いますが…。
しかも驚くことに海外では「そもそもあれってAIなのか?」と疑問視されて研究が始まっているとか。
ということは、そもそもAIでないことが立証されれば「AI学習は合法」という錦の御旗の大前提が崩れるわけで、人様の著作物を勝手に学習させた時点で即アウト!ということになるかもしれません。
AIに関する記事はNo.60と63で書かせていただいていますが、当時は画像生成AIの登場による混乱や「絵師終了wwww」「AIを受け入れない奴は時代に乗り遅れた老害、淘汰されるww」「漫画も時間の問題、終了w」といった暴言の数々がネット上に蔓延していて、
怒りや悲しさや不安や、ただ自分は細々と楽しく描いていただけなのに最悪な時代に生まれてしまった絶望やらなんやらで感情がぐちゃぐちゃで、一応感情を抑えながら書きましたが恐らくダダ漏れているため恥ずかしいですが、リアルな記録ということで需要があるかもしれませんのでそのまま記事は残してあります。
取り急ぎ今日のご報告は以上となります。
次回、情報収集する際は視野が狭くならないように気を付けようと思ったことや、ピクシブの自分のアカウントについてのご報告などさせていただきたいことがありますので、また近いうちに記事を更新いたします。
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました!それではまた…!
【🍄2023年5月14日追記🍄】
上記でご紹介させていただいたNo.60とNo.63について補足させてください。
この記事を書いたころはまだよくわかっていないことも多く、画像生成AIを悪用していない、純粋に生成を楽しんでいらっしゃる方々については言及を控えていました。
ですが、どうも調べていくと現状の画像生成AIは、善良な使い方であれば良いというレベルの話ではないことが分かってきました。このAIの問題の本質については、次回の記事で詳しく書かせていただきました。
再度申し上げますが、決してAIそのものを否定しているわけではありません。ですが、現状のものは使い方以前の問題が深刻すぎるように思います。
誰にも迷惑をかけず楽しく活用されている方にまで言及してしまうのは胸が痛い部分もありますが、諸外国の規制が進みつつある今、ご自身の身を守られるためにも使い続けることのリスクを今一度考えられるのもよいのではないでしょうか。よろしくお願いいたします。