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私は子どもをどう捉えているか

2023.05.10 14:17

小さい時、NHKの「できるかな」をよく見て

いました。好きな番組の一つだったと思い

ます。全く喋らないのっぽさんはなぜ喋ら

ないのか、声がわからないのでのっぽさんは

一体男の人なのか、女の人なのか、色々

子どもながらに不思議に思いながらも。

子どもの頃みてたNHKの番組を思い出す

ときにあの頃のワクワクとともにまず

頭に浮かぶ番組。


のっぽさん、お亡くなりになっていたん

ですね。この歳になって、小さい頃から

テレビで人気だった俳優さんや有名な方が

どんどん亡くなっていっている感覚に

見舞われます。さびしい。


そんなのっぽさんのお亡くなりになった

記事を見ていたところ、今更ながら本を

出版されていたことを知りました。しかも

その著書の一つ「あの頃小さかった人たちへ」

で「子どものことを『小さい人』と呼ぶ」と

考えていらっしゃったということを知り、

共感しかありませんでした。


こども英語教室に転職するまで私は小さい子

と関わることがありませんでした。だから、

子どもが好きかどうか聞かれても正直わかり

ませんでした。普段接する人の中に小さい子

はいなかったし、自分の子どももいないし。

子ども時代がめちゃくちゃ大事な時期だと

いうのは感じていたけど。自分がやろうと

思っている「英語を通して考える力を養う」

のに一番大事な年齢層って小学生以上の人

たちだよなと思い、子ども英語教室に飛び

込んだのでした。


だから、転職してしばらくは自分は先生として

どうありたいかもそうやったけど、子どもたち

にどの自分を見せるべきなのか、自分本来の

姿ではなくて作り上げた元気で明るい自分を

演じた方がいいのか、一体どうするのがいいの

かに悩みました。自分の考えを持って、自分は

こうしようと方向性が定まって迷いがなくなる

まではフワフワな不安定状態でした。


何が正解とかはきっとそれぞれの人に

よって変わってくるんやろうけど。私の

場合は、割りと小さい頃の記憶が結構鮮明

に残っているので、その記憶を探りながら

自分はどういう先生でありたいか、子ども

さんたちをどう捉えるかを集めていきました。

周りの大人や身近にいた先生たちを当時自分は

どう捉えていたか。どんなことが嫌で逆に

どんなことに救われていたか。


掘り起こし作業をしながらあわせてネット

などで子どもに関する記事や、こども英語を

教えている先生とかが書いている記事や

ブログを読んで、共感できる・参考にしたい

と思えるものを集めていきました。


そこで私が「そうか!私はこの考えにしっくり

くる!」と大きく共感したのが、子どもは

小さい人間だということ。感情も個性もある

一個人であるということ。この考えに出会って

ようやく自分の軸が定まりました。私はどう

やら誰に対しても通常の自分でいるのが一番

しっくりくるらしい。年齢に応じて自分を使い

分けるのは向いてない。無理にテンションを

上げる気も明るく振舞う気もない。本来の

自分と作り上げた自分が乖離しすぎてない

方が無理なくいられるみたい。


今回のっぽさんに関するあるウェブサイトの

記事に子どものことを「小さい人」と呼ぶ

ことや、その「小さい人」と接するときは

真剣なことなどが紹介されているのを見つ

けたときは、知らなかったけどのっぽさんは

ずーっと私のお手本だった人だったんだなと

思いました。


この本読まねば。

のっぽさんありがとう。