同志社ラグビー祭って誰のために・・?
コロナ明け、待望のラグビー祭だ~!
長い長いコロナ禍をやっと抜け出して、待望の春爛漫のラグビー祭がやってきました。
同志社ラグビー祭は、何十年継続しているのか詳しくは知りませんが、同志社ラグビー恒例の伝統イベントであり、毎年の開催を楽しみにしておられるファンも多いかと存じます。
お客様は神様ではない?
確かに宮本元監督、山神監督時代には、(私だけかも知れませんが)ありがたいことにファンを凄く大事にしていただいたという実感がありました。
もっとも、大学のラグビー祭はプロ野球やプロサッカーでやってる様な、ファン(=収入源)を最大のターゲットとした「ファン感謝デイ」とは趣が大きく異なるものだとは理解しています。
大学ラグビー業界においては、必ずしも「お客様は神様」ではないことは十分に承知しています。当たり前といえば当たり前のことですが・・・。
誰のためのラグビー祭?
となると表題の通り、誰のため、何のために同志社ラグビー祭を開催しているのかな・・と言う疑問が生じます。
当然(←と言って良いのかなぁ~)、同志社ラグビーに関わる関係者全てのためのお祭りだと理解しております。
もちろん主役は学生諸君でしょうが、選手・スタッフ、そのご家族、OB、ファン、地域の方々等々・・あらゆる関係者のためのお祭りであります。更には関係者が一堂に集まることにより、旧交を深め、ヤンヤヤンヤと今シーズンの同志社ラグビーの帰趨を占い、選手の踏ん張りを確認する決起大会でもあります。
淋しくなった近年のラグビー祭、特に今年は・・・。
でも、でも・・、私だけかも知れませんが、同志社ラグビー祭が近年なんだかとみに淋しくなったと感じられませんか?どうもコロナ問題だけではない様に思っております。
こういうと、同志社が強けりゃ復活する・・と直ぐに突っ込みが入りそうです。間違いなくその通りでなのでしょうが、同志社ラグビー祭の近年の寂びれ具合をみるにつけ、悲しい思いをしております。
感動した初めての同志社ラグビー祭
私が初めて同志社ラグビー祭に行ったのは、娘が福岡の小学校で同級生だった炎のタックラーCTB 伊勢祐介選手が在籍された時期だったので、20数年前にさかのぼります。開催場所も同志社ラグビーの聖地「田辺グランド」。
この田辺グランドで開催というのが、実に良かったものです。至近距離から観る選手のスピード、体のぶつかる音、飛び散る汗・・・その迫力、臨場感に心底感動したものです。選手本人の異様な上背の高さ、筋肉の隆々ぶりに畏怖さえ覚えたものです。
更には、長い行列を並んでやっと手に入れたイヤーTシャツに変に感激したものであります。(サイズ切れが続出していた記憶が残っています。)
又、OBの選手の来場も多く、「お、彼がJAPANの〇〇か・・!」と握手を求めたり、写真を一緒に撮っていただいたものでした。
同志社応援グッズのみならず、弁当や飲み物にも行列が出来、応対する担当選手・スタッフも文字通り天手古舞で、正にお祭り騒ぎの活気がありました。みんなが同志社の味方、みんなが同志、みんなが応援。。。てとこが実に嬉しかったものです。
何んと言う観客の少なさ・・
ま、往時を讃え、今を愚痴っても何の良い話にはならないことは承知しています。
ただ、我々余命幾許もない爺ちゃんには、今般の余りにものお粗末さに、選手やスタッフの学生諸君が実に気の毒に思えてしまうのです。特に初めて参加された新入の選手・スタッフ、そのご家族やファンの方々もさぞかし期待との乖離に驚かれたと思われます。
そもそも誰が責任者として当ラグビー祭を仕切られたのでしょうか?その成功への信念が微塵も感じられません。淡々と「例年通り(慣例)」を繰り返しておられたように思いました。それが当たっていたら、着実に当イベントが質量ともに劣化して行くのは止むを得ないことでしょう。
100点ゲームじゃして失礼極まりない
宝ヶ池競技場で開催するのは、そこそこのビッグゲームで観客席を確保するためだと思われます。それなのに、昨年は相手がいない醜態で、一回生マッチのみなんて・・。今年も実質的にその過ちを繰り返しました。100点ゲームなんて誰が見たいと思うのでしょうか・・。
唯一の救いは…
でも行って良かったのは、選手が溌剌と手抜きすることなく、精いっぱい戦っていることでした。こんな選手を何とか全国で勝たせてあげたいと同志社ラグビーファンとしての決意を新たにした一日でもありました。
てな感じでストレスを溜めに溜めて、自ら余命を更に短縮しているワタクシなのでした。
あ~あ、頼むから死ぬまでに全国優勝を・・、おっとこれは(仲間内では)ジョークにもならないタブーな言葉でした。御無礼致しました。再拝。(F)
(ご注意)文中の内容と写真は一切関係ありません。 以上