犬が本気で咬んでしまう原因とグルーミングトレーニング①
今回の内容
1、犬が本気で咬むことを直せるか?
2、グルーミングトレーニングとは?
3、犬に口輪をつけてやる方法って!?
1、犬が本気で咬むことを直せるか?
犬が本気で噛んでくるというのは、過去にその子にとってよっぽど嫌な思いをしたことがあるからです。
犬にとって"ちょっと嫌"くらいだと、ちゃんと加減してくれます。
犬にとって"我慢できないくらい嫌"だと、考える前に口が出てしまい、加減する余裕もないくらいのトラウマを抱えている場合が多いのです。
反射で口が出るほどのトラウマというのは、
その恐怖を完全に取り去るのは難しいのですが、
時間をかけながら"我慢出来ないくらい嫌"を"ちょっと嫌"に変えてあげることは出来ます。
そうすると、愛犬との時間がより楽しくなり、周りの人に気を使いすぎることもなくなって、あの頃夢見ていたことが出来るようになるかもしれません!
あの頃の夢…(*´ー`*)
犬を迎えた時、『これからこの子と色んなことをしよう』と、ワクワクしながら期待に満ち溢れた未来が広がりましたよね(*^^*)
楽しいドッグライフが待っていたはずです!!
だけど、どこでどうしてこうなってしまったのか…
『こんなはずじゃなかったのに…』
愛犬に本気で咬まれて縫った経験があるので、
撫でてあげたいのだけどそれが出来ない…
大好きな家族なのに、お互い完全に気が休まらない…
家族は愛犬に噛まれないかドキドキして、
愛犬は家族に何かされないかドキドキしながら生活をする。
お互い大好きなのに、気を許すことが出来ない時がある。
そんな話を聞くと、とても哀しくなってしまいます。
そのトラウマに対しての強い恐怖感が、
少しでも"大丈夫なんだ"という気持ちに変わり、
心の安らぎを持てるようになるために、
トリマーとして私が出来ること。
それが、グルーミングトレーニングでした。
この方法は、愛犬の行動に悩んでいる飼い主様にもきっと参考になる方法なので、
ぜひグルーミングトレーニングについて知ってみて下さい。
2、グルーミングトレーニングとは?
トラウマを抱えている子は、人に対して
または、特定の行動に対して大きな疑心感を待ってしまっていることも多いので、
まずは信頼関係を築くことが一番の重要なポイントになります。
グルーミングトレーニングの場合は、
大好きなおやつをここぞとばかりにたくさんあげて(笑)
ボディーにタッチしたり撫でたり、スキンシップをしながら、この人は"安心できる人"と認識してもらうところからスタートします。
少しずつ気を許してくれたら、その子にとって嫌い度が低いことから始めて、嫌だと思うことはしません。
その子の許容量を少しずつ大きくしてあげて、"大丈夫"を増やしてあげるトレーニングです。
時間はかかるのですが、
嫌なことに対して無理にやってしまうと、トラウマが大きくなってしまうだけなので、
ここで大切なのは"安心を伝えること"です。
お互いに楽しみながら、じっくりゆっくり、犬が頑張る姿を応援してあげましょう^ ^
詳しいことについてはまた別の機会に書こうと思いますが、トラウマが酷すぎる場合はプロのトレーナーさんにお任せするのが、飼い主さんにとっても犬にとっても一番の方法になります。
私もトレーナーではないので、自分に出来ないことは出来るプロにお任せしちゃいますから、
自分一人でどうにかしようとせずに、頼っちゃいましょう(^o^)
ただしトリマーも同じように、
トレーナーさんも人によってやり方が違い相性もあるので、誰でもではなく、まずは飼い主さんがどんなトレーニング方法をするのか調べてからお願いすることをお勧めします!
3、犬に口輪をつけてやる方法って!?
口輪をつける事は、あまり良くないイメージを持つかもしれないですが、安全を守るためなので決して悪いことではありません。
ただしこの時も"考え方"が大切です。
『口が出なくなって自分が安全になったから何でもできる』
『口が出なくなって自分が安全になったから、心を落ち着けてスキンシップできる』
この2つの考え方の違いが大切なのです!
口が出ないのを良いことに無理やりなにかをしてしまうと、犬が恐怖を感じてしまいます。
でも、口輪がないと、人のドキドキが犬に伝わってしまい、余計に神経質にさせてしまいます。
咬まれるのはプロだって怖いですから(^-^;
口輪は私たち人の気持ちを落ち着かせる道具♬
犬と仲良くなるための使い方をしてあげましょう❤︎
次回は、実際にグルーミングトレーニングに挑戦中の、可愛いプードルちゃんのご紹介をします♬