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第269話:ヴリンダーヴァナの雨季と秋(9):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.06.08 20:40

ヴリンダーヴァナの森がきらきら輝いて、

熟したナツメヤシやジャンブの果実で満ち始めると、

主クリシュナは牛と牛飼いの少年たちに囲まれて、

シュリー・バララーマと一緒に楽しむために森に入りました。


牛たちはゆっくり行かねばなりませんでした。

なぜなら、彼らは豊満な乳房をしていたからです。

しかし、主が彼女たちを呼ぶと直ぐに

人格を持った至上主のところへ

急いで駆け寄りました。

主への愛着が乳房を濡らしました。


主は森、甘い精気を滴らせる木々、

山の滝に住む喜びに満ちた少女たちを見ました。


彼女たちの響き渡る歓声は

洞穴が直ぐそばにあるということを

示していました。



…つづく

(10巻20章25-27節)