コーヒーの話
子供の頃、コーヒーは苦手でしたが大人になったら毎朝のコーヒーが欠かせなくなりました。
たい吉でも先週よりコーヒーの販売がはじまりました。私の子供の頃は、インスタントコーヒーが主流でクリープと砂糖をたくさん入れて飲んでいました。祖父はインスタントコーヒーのことを「精神」とよんで毎朝飲んでいたのを思い出します。コーヒーを飲むと精神が安定するんだそうですが、子供の私にはよくわかりませんでした。
大人になると、喫茶店でコーヒーを飲む機会が多くなりましたが、スジャータとスティック入りの砂糖は欠かせませんでした。ブラックは苦く、後味が残るが苦手でした。
しかし、私のコーヒー感を一変させたのは、30年前にイタリアのバルで飲んだエスプレッソでした。小さなカップに泡が浮かぶ濃くて苦いコーヒーは、香りが良く後味もすっきりしており、日本の抹茶のような感覚でした。
イタリアに在住していた先輩デザイナーが、直火式のエスプレッソメーカーの使い方を教えてくれてから、自宅でもエスプレッソを楽しむようになりました。でもなかなか上手に入れることはできませんでした。
夫は、学生の頃ジャズ喫茶でアルバイトをしており美味しいコーヒーを入れるのには、こだわりがあるようです。夫は器用で、こだわりが強いので上手にコーヒーを入れられます。
夫もまた、イタリアでエスプレッソを飲んでからハマりました。20年前はエスプレッソの粉が日本で販売していなかったので、イタリアに在住している先輩に頼んで、illyのエスプレッソ粉を送ってもらったことを思い出します。
最近では、日本でも様々なメーカーのエスプレッソ粉を購入することができるようになりました。
色々テイスティングをして、たい吉では4種類のコーヒーを提供することになりました。
コーヒーが苦手という方にもぜひ飲んでみていただきたい美味しいコーヒーです。