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Baby教室シオ

絵本『すきになったら』

2024.02.11 00:00

毎年お母様方から子供向けのバレンタインデー用の絵本を望まれます。直接的で子供達の感性にマッチングする絵本を探すのは難しい・・・と検索をかけたり本屋を巡る時間を設けるようにしていますが、今年も見つかりませんでした。チョコレートや初恋、そして今回紹介する思いを伝える作品などがあるので今回は間接的な切り口からすきな人に出会ったら人がどうなるのかを短い言葉で書いてある作品を取り上げます。

今回は子供向けではなく大人向けの作品です。子供が理解するには少々難しいものですが素敵な絵を見るというスタンスで読み聞かせを行ってもいいかもしれません。また別の見方をすると4歳という思考を深めるときに「なぜそう思うの? どうしてそう感じるの?」という扉を開く作品として親子で思考を深めてもいいかもしれません。

「すきとはどうのようなことなのか、思いを伝えるとは、情を交わすとはを考えそこから男女間の感情だけではなく、家族や身近な人々に対しての想いへと発展させ余韻を楽しんでいただきたい作品でもあります。

作家のヒグチユウコ氏は猫を描くことで有名ですがなぜワニをモチーフにしたのか想像してもいいかもしれません。美女と野獣を思い浮かべてワニにしたのか、はたまたワニが石を飲み込む習性を知った上で恋愛や人の感情を全て飲み込んで解釈するというワニとして描いたのか・・・はたまた石が重りの役割を果たし自分の感情を表に出して浮き足立つのをやめるワニとして描いたのか・・・と私の空想は果てしなく続いてしまうどこか惹かれてしまう作品です。皆さんがどのように感じたのか感想を聞くことができるのを楽しみにしています。

すきな人の言葉で世界がどのように輝いて見えましたか・・・